2016年10月31日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真はJR金沢駅に掲示された工事のお知らせである。自動改札機の設置に関する工事が実施されるようだ。期間は11月9日から来年の4月末日とされている。約6カ月もかかるのは、夜22時30分から翌朝5時30分までの夜間作業のためらしい。

「【朗報】金沢駅、ついに自動改札設置」というテキストが、何度も繰り返されている。

「金沢駅にようやく...!感慨深いでござる」


JR金沢駅鼓門(Reiさん撮影、Wikimedia Commonsより)

JR金沢駅といえば、2016年3月に北陸新幹線が開業して脚光を浴びた。たしかその際に自動改札化されたはず......、多くの人はそう思ったことだろう。実は、自動化された改札機は新幹線のみで、在来線の方は手動のままだったようだ。

ツイッターには、こんな声が寄せられている。

「嬉しすぎるわ?」「感慨深いでござる」といった感激のつぶやきだ。一方、こんな感想も......。

「この光景も見納めになる日が来るのか、、、」「一抹の寂しさを感じる」と、切符をさばく駅員たちの姿を懐かしむ人もいる。

また、こんな指摘もあった。

「ほかの駅は???」「他の駅にも導入しないと意味なくない?」「金沢駅でICで入ったとして、自動改札ない駅で降りてしまった場合どうするんだろう?」といった心配をする人が多かった。

そんな心配に応えて、「石川県内北陸線のICOCA対応について無人駅を含めて自動改札もしくはカードリーダーが設置される見込みです」と解説してくれる人がいた。

JR西日本の2016年2月16日付けのニュースリリースによると、「金沢地区・新高岡へのICOCA導入」という告知の中に、導入線区・駅として、下のような説明があった。

北陸本線(大聖寺〜金沢駅間)の各駅、および城端線新高岡駅に導入します。これにより、北陸地区でICOCAをご利用いただける他会社の駅との相互間においてもICOCAがお使いいただけるようになり、石川県内や富山県内でのご利用がますます便利になります。

サービス開始時期は、平成29年4月末(予定)とされている。金沢駅だけでなく、北陸本線各駅が自動改札化され、ICOCAが使用できるようになることは間違いなさそうだ。

北陸本線東金沢駅(SLTcさん撮影、Flickrより)