[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2016年10月24日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「コケ」って何のこと?という話題が出ていました。

他県出身者が言う「コケ」は、石や岩の周りに生えている緑の草のような「苔」のことなのですが、石川県民は「キノコ」のことを「コケ」というのです。

山の恵みを大切にしている証拠?

松茸やナメコなどの秋の味覚が並ぶ近江町市場で、キノコのことを何というか尋ねてみたところ、北陸や信州などの人は「コケ」と答える人が多かったです。

画像はイメージです(Camilo Rueda Lopezさん撮影、Flickrより)

奥能登や佐渡の人は「ミミ」などと言い、九州などでは「ナバ」と言うそうです。

石川県でキノコの産地といえば能登の方で、能登の山は低くて入りやすいので、キノコが採りやすいとか。

キノコは塩漬けにして保存し、お祭りや正月などの大切な行事ごとに出します。

さて、なぜ「コケ」と言われているかというと、北陸などでは、庭で生える苔と同じ地面から生えるものだったからと言われています。山の恵みを大切にしている県民が、いつの間にかきのこも「コケ」というようになりました。

「コケを食べる」というと、びっくりする地方の人たちもいるんですね。(ライター:りえ160)