空き巣犯が「あ、この家ダメだな」と諦めるまでにかかる時間は
[めんたいワイド- 福岡放送] 2016年10月27日放送の「特報 THE スライドショー」のコーナーでは、増加する住居侵入犯罪について取り上げました。
先日、福岡市では窓ガラスを割って住居に侵入し、帰宅した女性を殺害するという事件が起こったばかりです。
画像はイメージです(Francois Marlierさん撮影、Flickrより)
福岡県内で今年(1〜9月まで)の侵入犯罪者数は、1986件(空き巣・忍込み・居空き)と多く、1ヵ月で200件以上の侵入犯罪が起こっていることになります。
今回は、福岡県防災設備士協会の座親さんが住居侵入を防ぐポイントをいくつか紹介しました。
犯人が侵入をあきらめる時間が5分とされていて、侵入に5分以上かかる家には入らないとされています。
この5分以上かかるようにするためには、次のような対策があります。
1.鍵を複数個にする
2.窓に防犯フィルムを貼る
3.防犯ブザーを付ける
鍵を玄関に複数個付けている家は多いのですが、今は窓用の補助鍵というのもあり、出かける前に家の中からロックをかけるものがあるので、それを使うとかなり防犯力が高くなります。
防犯フィルムに関しては、自分で貼ると効果が薄くなることもあるので、業者に頼むのがベストだそうです。
防犯ブザーについては、音を鳴らすことで侵入を諦める要素があります。
さらに巧妙な手口を使って住居侵入する犯人も増えている
10月22日、福岡市博多区のマンションに宅配業者を装った女が現れ、住人の女性(87歳)はオートロックを解除。ドアを開けた時、女が女性を切りつけたという事件もありました。
ここ数年、宅配業者を装って高齢者を狙う住居侵入も増えているそうです。
宅配を受け取る場合も、対策が必要です。
・送り主が誰か聞く
・身分証明書の提示を求める
・ドアチェーンを付けて応対する
・コンビニや職場などに送り先を変更する(不在票がある時)
通販などを多く利用する人は、「どこで・何を購入したか・宅配業者はどこか」をメモしておくのもポイントです。
愛知県では、合鍵の番号を控えられネットで合鍵を許可なく作られ住居に侵入されたという事件もありました。
合鍵を作られないようにする対策も今は必要です。
・鍵を人に見せない、貸さない、預けない
・玄関周りに鍵を置きっぱなしにしない
・鍵はキーケースやカバーを付ける
やりすぎと思うくらいに防犯することが、今の時代は必要だと福岡県防災設備士協会でも指導しているそうです。
自分がいない時に自宅に誰かが入ってくるというのは、恐怖です。窃盗で入るだけではなく、後日またその家に侵入するという犯罪者もいるそうです。
私は、家ではありませんが車上荒らしと車のナンバーを盗まれたことがあります。音がする犯罪は、雨などが降っている時に起こす人が多いそうです。やりすぎと思うくらい、防犯には注意しようと思いました。(ライター:ぴよこ)