アストロズでメジャーデビューを果たしたユリエスキ・グリエル【写真:Getty Images】

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ルルデスの公開練習にMLBスカウト60人集結、MLB公式サイトが伝える

 元横浜DeNAのルルデス・グリエル・ジュニア内野手がアストロズに入団した兄ユリエスキ内野手に続くメジャーリーグ挑戦への第一歩を踏みしめたようだ。14日(日本時間15日)にパナマ首都パナマシティのロッド・カルースタジアムでメジャー球団スカウト総勢60人を集めた公開練習を行ったとMLB公式サイトが報じている。

「この瞬間をずっと待っていたんだ。それが現実になろうとしている。万事うまくいけば、これがメジャーへの第一歩だ。ここまでたどり着くように助力してくれた全員に感謝したい」

 ルルデスはこう語ったという。

 記事によると、集結したスカウトの前で約2時間の公開練習を実施。ショートとセンターの守備、打撃練習を披露し、60ヤード(約55メートル)走では6秒65のタイムも記録したという。

兄はアストロズと大型契約、「彼とプレーすることが僕のゴール」

 ルルデスは2015年にDeNAと2年契約を結んだが、左手首の故障を理由に来日せず。その後、制限選手の手続きが取られ、同年11月末に退団が発表された。

 グリエル兄弟は今年2月、キューバからの亡命が現地メディアに報じられ、兄は今夏にアストロズと5年総額4750万ドル(約48億4500万円)で契約。14日時点で21試合に出場、打率.338、3本塁打、9打点の結果を残している。

 ルルデスは記事の中で「僕は当初から常々、兄たちとプレーできることを思い描いてきた。彼(ユリエスキ)がメジャーでプレーするなら、自分だってそれができる。違うかい? 彼とプレーすることが僕のゴールなんだ」とコメントしており、23歳の誕生日となる10月19日以降にメジャー球団と契約する方針だという。

 兄に続いてメジャーの舞台へと羽ばたくのか。今後の動向が注目される。