ブンデスリーガのダルムシュタットが5日、ホームスタジアムを今季に限り「ジョナタン・ハイメス・シュタディオン・アム・ベーレンファルトー」に変更すると明らかにした。3月に26歳の若さで亡くなったサポーターへのオマージュだ。

若かりしころから、がんに冒されたハイメスさんに敬意を表すべく、スポンサーでネーミングライツを持つメルク社もスタジアムの名称変更を了承。クラブのリュディガー・フリッチュ会長は、次のように述べている。


「ジョナタンはダルムシュタットの成功にとても似た人だった。病気にもかかわらず、彼は常にチームに大きなエネルギーを与えてくれたんだ」

2014年まで3部だったダルムシュタットだが、2年連続の昇格でブンデスリーガ1部まで登りつめると、昨季は14位と残留を果たした。

なお、ダルムシュタットの街を走るトラムの一つも、「ありがとう、ジョニー」とハイメスさんにささげるデザインに変更されている。



ハイメスさんの父マルティンさんは、クラブやスポンサーに「素晴らしい行為」と感謝している。

新名称のスタジアムでの初戦は10日のブンデスリーガ第2節。相手は長谷部誠が所属するフランクフルトだ。