藤井フミヤ 新アルバムと人生を語る

7月13日に、4年ぶりのオリジナルアルバム『大人ロック』をリリースした、藤井フミヤさんがTOKYO FMの番組に生出演。

アルバムに収録されている楽曲について語りました。

（放送作家の鈴木おさむがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「よんぱち」、7月15日の放送より）

──4年ぶりにリリース！

藤井フミヤ ニューアルバム『大人ロック』

「ふるさと」

田舎帰るたびに、”帰らなくなることもあるかもな”って、無縁仏じゃないけど、だんだんそういう風になっていく感覚っていうのはありますね。

（20、30代が思い出す子供の頃と、50歳を超えて思い出す子供の頃は）違う時代ですよね、自分達の小学生時代は、田舎に帰ったら思い出せる感覚はあるかもしれないけど。

いまの子達から言うと「Always」みたいな話でしょ？　戦後すぐくらいの感覚だもんね。”本当にあったの？”みたいな時代ですよ。

アメリカ映画って、50年代が好きじゃないですか？　あれは、アメリカがすごくいい時代だったから。

日本は、高度成長期が大好きなのよ（笑）。隣の親父から怒られるみたいな時代が、おすそ分けがあるとか、包装紙はたたんでとっておくとか、あの時代が好きなんだろうね。

「命の名前」

50歳過ぎて、死というのは近くなりますよ。未来より過去の方が長くなるし、これから、あと何年生きられるかっていうのは、確実性のないことであって。飲んでると健康の話ばかりになってきますよね（笑）。

これが年とった証拠だろうなって思います。

40代は楽しかったですね、まだ肉体的に余裕があるし、仕事にも余裕が出てくるし。

30代は、がむしゃらだし、まだ18の小僧みたいなところもあってヤンチャもするし（笑）。

「友よ」

友達は増えないですね、長いやつが多いし新しく友達になる人もいると思うけど。増えなくてもいいっていうか、友達になったら友達っていう感じ（笑）。

ヒロミとノリちゃん（木梨憲武）は長いですね、ずっとべったりじゃなくて、途中、相当空いてるんですよ。子育てが大変な時は、ほとんど会わなかったかな。

学校同じだったんだけど、そこは、あんまりつるまない方がいいと思ったから（笑）。

子育ては、ちっちゃい時は大変だと思ってるだけで、実はそんなに大変じゃなくて可愛いだけで……。

大変なのはティーンエイジャーですよね、やっぱり自分がティーンエイジャーの時のことを思い出すとね（笑）。



パーソナリティの鈴木おさむが、ゲストの旬な話題を掘り下げるTOKYO FM「よんぱち」。ラジオならではのココだけの話にご期待ください。

2016年7月22日(金)の放送は、ゲストに俳優の篠原篤さん、襟川クロさん、和田アキ子さんが生登場。ホットな話題をお届けします。