県立新居浜東高等学校「野球がもっと好きになったし、根気強くなった」 

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 1940年に新居浜市立新居浜中学校として設立された新居浜東。その後改称を経て、1949年に現在の新居浜東高等学校となりました。昨年の文化祭では、平和への願いを込めて巨大モザイクアートを制作し話題に上がり、また、今年からスポーツに特化した「健康・スポーツコース」が新設されることなどにより、盛り上がりを見せています。

 今年の3年生は、2年前の東予地区1年生大会でベスト4の成績をもつ一方、学年が上がるたびに新チームとなり、試合に挑んできましたが、成績を残すのがなかなか簡単ではないことを実感した2年間でした。そんな3年生にとっては最後の夏。そして、2年生にとっては先輩として、後輩として最後の夏。1年生にとっては、初めての高校野球の夏。これからの夏に懸ける想いは、様々ですが、目指すは一つ!そして今までも、これからも選手のそばにいる、何気ない、けれど心強いマネージャーの存在!29名が所属する新居浜東高校の選手を支える3名のマネージャーの方にお話を伺いました!

野球に対する熱い気持ちで29人をサポート!

村上 舞さん(県立新居浜東高等学校)

 部員が野球に専念できる環境を作ることを心掛け選手をサポートしています!と教えてくれた、新居浜東のマネージャーの方々。

 29名の選手を支えるのは3年生の宗次 優さん、2年生の近藤 麗さん、1年生の村上 舞さんの3名のマネージャー。各学年に1人のマネージャーが在籍していることから、選手とマネージャーがお互いに遠慮することなく、何でも言い合える様子が伺えます。

近藤 麗さん(県立新居浜東高等学校)

 そして、「29人の選手と3人のマネージャー、32人全体で仲が良いところ」と「野球に対する気持ち」。この2つが他の高校に負けていないと、新居浜東マネージャーの強みを教えてくれました。

 部員に「ありがとう」と言われた時にやりがいを感じると言うマネージャーの方々から、新居浜東高校野球部の選手達にメッセージをいただきました。

「皆の長所を最大限に発揮して、夏は1つでも多く勝ってほしいです!」

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 そして、ここからは3年生の宗次 優さんに更にお話を伺いました!

 目指すは、「部員から頼りにされるマネージャーです」と語る宗次さん。高校野球のマネジャーになったきっかけを尋ねると、「中学の時にソフトボールをしていたんです。野球が好きだったので、野球に関わることをしたかったんです!」とそのきっかけを教えてくれました。

宗次 優さん(県立新居浜東高等学校)

「マネージャーが1人しかいない時期は大変でした。それから、選手と小さな喧嘩をしたことがあって、そんな時は挫けそうになりました」と、これまでの活動の中で、挫折しかけたことを振り返ってくれた宗次さん。しかし、野球が好きでマネージャーをやり始め、選手、そして野球と向き合う時間が多くなるにつれ、「野球がもっと好きになり、そして前よりも根気強くなれました」と挫折したものの、野球の素晴らしさに吸い込まれ、更に野球が好きになり、そして自分自身が変わったと言います。

 「お疲れ様」「ありがとう」この一言が何よりも嬉しく、背中を押す一言となり、そして、心に残っているそうです。

 そして最後に、新居浜東高校野球部の選手達に、チームにとって3名のマネージャーの方はどんな存在かを尋ねてみました。「どんな時でも、常に楽しそうにしていて、とても元気です。選手とも仲が良く、良い関係を作れていると思います。時には、衝突することもあるけど、辛い時にはいつも支えてくれて、僕たちにとって母的な存在です!」

 野球が好きで始めて、野球も選手も、もっと好きになり、そして自分自身が変わったという宗次さん。そんな彼女をはじめ、選手を支える3名のマネージャーはこれから、様々な想いが詰まった大会で、選手の背中を押す強い支えになってくれる事でしょう。選手とマネージャーの32名が一体となり、最高の夏を迎え、最高のかたちの思い出が出来ることを願っています!