毎場所、1度は観戦しているという市川さん「朝から会場に入って、1日通して見るのがオススメです!」

写真拡大

『週刊プレイボーイ』本誌で連載中の「ライクの森」ーー。

報道情報番組『ユアタイム〜あなたの時間〜』(フジテレビ系)ではメインMCを務める人気モデルの市川紗椰が、鉄道やガンダムオタクとしても知られる自身の特殊なマニアライフを綴(つづ)るコラムだが、その中で相撲への偏愛を語った。

* * *

今週のライクは、「相撲」です! 相撲が大好きで、“相撲女子”といわれることもある私が、先場所のポイントをざっと語らせていただきます。上から目線ですみません(笑)。

まずは、綱とりがかかっていた稀勢の里。5月場所は別人のような強さでした。稀勢は取組前に目をぱちぱちさせる癖があるんですが、前半はまったくぱちぱちしていなかったし、相撲の取り方も落ち着いていて、12日目までは全勝。

でも、13日目の白鵬戦では、また目をぱちぱち…。ここで全勝対決に敗れてしまってから連敗して、優勝を逃してしまいました。

稽古に関してはこれ以上ないくらい熱心に取り組んでいる人なので、やっぱり精神面が弱いんでしょうか。実は、Jレゲエが好きで、お調子者な面もあるっていう噂なんですが、相撲のことになると急に「むす」っとした表情になっちゃうんですよね。

今年の頭に力士会がYouTubeで公開した動画『ひよの山かぞえ歌』の中でも、稀勢らしいシーンがあります。

この動画は琴奨菊の発案で制作されたもので、白鵬や遠藤など、角界の人気者が楽しそうに歌っているんですが、稀勢だけびっくりするくらいむすっとしてるんですよ(苦笑)。ほんとに、心配になるくらい機嫌が悪そう。

稀勢にも、何か息抜きになる趣味があれば…。もしくは「相撲なんて全然わかりません」みたいなふにゃっとした彼女ができたらいいなと思います。愛のパワーで初優勝を成し遂げた琴奨菊のように、稀勢にも愛のパワーが必要だと思うんです。誰かいい人はいませんか?(笑)

個人的に面白かったのは、十両戦でした。若手の注目株からベテランまで、個性豊かな力士がそろった上に、毎日熱い取組が展開されたんです。十両力士の中では、“居反り”という珍しい技で有名になった宇良(うら)が注目されていますが、私が注目するのは石浦です。

小兵でテクニシャンなタイプで、6日目には北磻磨(きたはりま)を相手に「はりま投げ」を繰り出しました。この技が十両同士の取組で出たのは、なんと4年ぶりだそうです! 「北磻磨にはりま投げ」っていうダジャレ感だけでも、ちょっと面白くありませんか?

石浦は、9日目の里山戦でもすごい相撲を見せてくれました。ふたりとも筋肉質なアスリート体形で、どちらも相手の懐(ふところ)にもぐろう、もぐろうとして頭を突き合わせる姿が、まるでレスリングを見ているようでした。

お互いにまったく譲らなかった結果、なんと2分34秒の大熱戦! 最後は、里山の顔を張って勝負に出た石浦が、攻め疲れたところをいなされ、そのまま押し出されてしまいました。この石浦、里山、北磻磨は面白い相撲を見せてくれるので、来場所も注目ですね。

次の7月場所は、私の地元・愛知県で行なわれます。私が一番願っているのは…。「誰もケガをしないこと」。5月場所では、私の大好きな“あみたん”こと安美錦が左アキレス腱断裂で途中休場してしまったんです。必ず復帰してほしいです! 稀勢の里に関しては、応援しすぎるとプレッシャーになりそうなので、心の中でそっとエールを送ることにします。

●市川紗椰(ICHIKAWA SAYA) 1987年2月14日生まれ。アメリカと日本のハーフ。モデルとして活動するほか、報道情報番組『ユアタイム〜あなたの時間〜』(フジテレビ系)ではメインMCを務める。ひそかな注目力士は明瀬山。“パンの山”という愛称(能町みね子命名)の理由は画像検索で確認