子どもにヘルシーでバランスのとれた和食中心の食生活をさせたいけれど、一汁三菜(ごはん、お味噌汁、魚、煮物、お浸しなど)という組み合わせは、子どもの反応がイマイチ。パスタやハンバーグのような洋風料理のリクエストばかり!という方、いらっしゃいませんか?

わが家の子どもも、食事はかわいい盛り付け、色の鮮やかさがとても重要な要素! 典型的な和食は、地味に見えてしまうのか、子どもも積極的にリクエストをしてきません。

そんな中、インスタグラムなどでおいしそうに和食を盛りつける「和んプレート」が注目を集めています。ワンプレートランチよろしく、ひとつのプレートに、おにぎりや和惣菜を、彩りよく盛りつける方法です。

■和食のワンプレート=和ンプレート
従来の概念では、小鉢に盛りつけていたであろう和え物も、そのままプレートに盛りつけると、ちょこちょこしたお総菜がひとつのプレートにびっしり! 同じ和食でも、盛りつけ方を変えるだけで、見た目が華やかになります。


ひじきやきんぴらなど常備菜として作っておいたものを組み合わせれば、野菜の種類も量もたっぷり、バランスのとれた構成ができそうです。晩ごはん、翌日の朝ごはん、お弁当のおかずと、共通のおかずを使えそうなのも嬉しいですね。

今回は和んプレートのおかずの中から、植物性のたんぱく質と、動物性のたんぱく質をバランスよくとることができ、かつ見た目もかわらしいコロコロひとくちサイズの「高野豆腐の豚巻き」を紹介します。お弁当にもおすすめですよ!
 
 

■高野豆腐のコロコロ豚巻きのレシピ


【材料】(2人分・8個)
・高野豆腐 2枚(出汁で戻し、1/4等分に切る)
・しそ(大葉) 4枚(軸を除き、2等分に切る)
・豚(三枚肉の薄切り) 8枚(100g)
・塩 小さじ1/3
・こしょう 少々
・胡麻油 大さじ1
・片栗粉 大さじ1
[A] すりおろし生姜 小さじ1/2
[A] すりおろしにんにく 小さじ1/2
[A] 醤油 小さじ2
[B] 砂糖 小さじ1
[B] 酒・酢・みりん・醤油 各大さじ1
[B] 赤唐辛子 お好み

 


【作り方】
1.ジップロックなどの袋に高野豆腐と[A]を入れ、よくもんで漬けておく(10分程)
2.塩こしょうした豚肉を広げた上にしそ(大葉)をおき、手順1の高野豆腐を巻いていく
3.フライパンに油を熱し、片栗粉をつけた手順2の豚肉を両面2分ずつ、しっかり焦げ目がつくまで焼く
4.焼きあがったら手順3に[B]を回しいれ、煮汁がなくなるまで焼いて完成!

 


おこさまランチのように楽しく盛りつけられる「和んプレート」、ぜひチャレンジしてみてください。
 
 
(精進料理研究家 麻生怜菜)