故郷の地震被害に心痛…熊本出身の植田が涙「勝てて良かった」

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[4.16 J1第1ステージ第7節 湘南0-3鹿島 BMWス]

 絶対勝つ!その思いがプレーにも表れていた。熊本県宇土市出身の鹿島アントラーズDF植田直通は球際でファイトし、精度の高いフィードでFW金崎夢生のクロスバー直撃弾を演出するなど、完封勝利に大きく貢献した。

 14日、午後9時26分ごろに熊本県を震源とする最大震度7の地震が発生。その後も最大震度6強を含む強い余震が相次ぎ、家屋の倒壊や火災が発生がするなど、死者や多くの負傷者が出ている。

 故郷の被害状況を受けて強い気持ちでこの一戦に臨んだ植田は、「ゼロに抑えて勝てたことは良かった。今日は絶対勝ってやろうという気持ちで戦っていた。勝てて良かったです」と冷静に淡々と語った。

 それでもインタビューアーに熊本地震について聞かれると、我慢していた涙が溢れだし、質問に答えることができなかった。それでも絞り出すように、「僕にはそれ(サッカー)しかない。頑張ります」と力強く語った。


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