16日のチャンピオンズリーグ(CL)でベスト8進出を果たしたバイエルン・ミュンヘンが、試合前に対戦相手のユヴェントスを挑発するツイートをし、謝罪を余儀なくされた。

ドイツ王者バイエルンとイタリア王者ユーヴェは、初戦で2-2と引き分け、ミュンヘンでのセカンドレグで準々決勝進出を競った。

バイエルンは試合前、公式ツイッターで、GKマヌエル・ノイアーが雄たけびをあげている写真を使った画像をツイートした。写真では、バイエルンの本拠地アリアンツ・アレナの前で線路が終わっており、「FINO ALLA FINE」の看板にバツ印がつけられ、さらに大きく「QUI É LA FINE」というイタリア語も示された。「最後まで」をモットーとするユーヴェに対し、「ここで終わり」と挑発したのだ。

だが、線路の写真が、かつてのナチス・ドイツのアウシュヴィッツ強制収容所を連想させるとして、イタリアメディアをはじめに批判の対象となった。これを受け、バイエルンはその後、再び公式ツイッターで次のように釈明している。

「あいにく、我々の画像が誤解されてしまった。一部のユーザーにとっては歴史的な出来事をほのめかしたように見えたようだが、それはまったく我々が意図したことではない。ユヴェントスのサポーターをはじめ、我々のSNSのあらゆるユーザーが不快に思ったのであれば、心から謝罪する。我々は今日の試合が生き残りの懸かる一戦であり、どちらかが必ず敗退しなければいけないということを示したかっただけだ」