パターをセンターシャフトに急遽変更!試合の中で調整(撮影:福田文平)

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<ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日◇3日◇東京よみうりカントリークラブ(7,023ヤード・パー70)>
 先週の『カシオワールドオープン』で最終日に逆転負けを喫し、ショットへの不安を口にしていた石川遼。国内最終戦『ゴルフ日本シリーズJTカップ』開幕前日もいい感触を掴めずにいたが、初日はテストを重ねつつも、3バーディ・1ボギーの2アンダー・9位タイと上々のスタートを切った。
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 この日はパターのフェースローテーションの感覚を矯正するために、L字パターからセンターシャフトのマレットタイプに急遽チェンジ。「(L字パターで)感覚的になりすぎていた。クラブに矯正してもらうと思った」とクロスハンドグリップから順手に戻してプレーすると難グリーンでもボギー1つに留めた。
 ショットも「練習しているシャフトの動きができていた」と、練習ではスイングがブレると大きなミスが出る“柔らかいシャフト”で打って、自分のクラブに戻してシャフトの動きを体に覚えこませているが再現性が徐々に高まってきた感触を得ている。9月から継続して使用する90g台のシャフトを挿した超重量エースドライバーも寒さから振り切れるかどうか懸念していたが「いいスピード感が振れているので問題ない」と自信も持てているという。
 予選カットがないからこそできる矯正ポイントを主眼においた。だが「もしこの大会に予選カットがあるなら(出場30選手の半分の)15位。2日間終えてこの順位なら“普段なら予選落ちかぁ”と思って、(下から)まくれない」と、初日に首位と4打差トップ10圏内と最低条件をクリアできた。2日目以降の調子次第で初のメジャー制覇も見えてくるだろう。
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