「なんで?」は禁句 夫婦の″イライラ″を減らすコツ
長年パートナーと連れ添った人、新婚の人、また将来結婚を考える人にとっても、11月22日の「いい夫婦の日」は、自分の伴侶について考える良い機会といえるでしょう。
結婚を契機に男女の関係が大きく変わるのは、経験者なら誰でも知っているはず。子どもができると、さらに変化すると感じる人が大半のようです。
コーチングを基本に独自のママ向けプログラムを開発し、全国で講演を行っている"ひろっしゅコーチ"こと山崎洋実さんは、夫婦はどうしても「パートナーのことはついマイナスに見えてしまう」と話します。子育て情報サイト『出産準備サイト』の山崎さんの言葉を借りれば、「つき合っているときは、自分にはない資質を見て魅力的に感じます。だって、自分にはないものだから。でも、結婚すると自分とは違うから理解できなくて、それが文句に変わるんです」とのこと。
たとえば、気前のいい男性も結婚すれば浪費家に見えたり、おおらかで細かいことを気にしない女性も、結婚すればずぼらに見えたり――。思い当たる人も多いのではないでしょうか。
相手の行動をマイナスにとらえがちなので、「なんで?」という言葉が出るときもあるでしょう。「なんで、そんなものにお金を使うの?」「なんで、部屋を散らかしてしまうの?」などなど。でも、これは意味がないと山崎さんは言います。
「"なんで?"は過去に向かってできなかったこと、やってしまったことを追究する言葉。「自分と未来は変えられるけど、過去と他人は変えられない」というのが山崎さんの考えです。
理解できずにイライラするよりも、少し相手のことを思って、相手の世界を知ろうとする。そうして、相手の価値観を認めれば"いい夫婦"に近づけそうです。
山崎さんの著書『あなたはあなたのままでいい! 自分とうまくつきあう方法27』には、相手の考えを尊重することで、相手を責めることが減り、知らず知らずのうちに相手にも影響。次第に人間関係自体が変わっていくと書かれています。
夫婦の関係もいろいろな人間関係のひとつ。まず、自分が変わることが大切なようです。
<関連リンク>
子育てしながら「よりよい夫婦」になるための秘訣を"ひろっしゅコーチ"に聞きました!/出産準備サイト
http://baby.mikihouse.co.jp/information/post-4443.html