女性ってめんどくさい!?

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女性管理職の割合に数値目標を義務づける「女性活躍推進法」が参院本会議で可決、成立(2015年8月28日)するなど、女性の積極的登用は今や国をあげた課題となっている。

すでに要職に女性が増えてきたという職場もあるだろうが、女性が増えてくると、職場にとってはマイナスな面も出てくるかもしれない。

陰口や派閥争いに発展?

日本法規情報(東京・新宿区)が行った職場環境に関する意識調査の結果によると、

「現在の職場でトラブルはあるか」という質問に対し、「職場に何らかのトラブルがある」と回答したのは79%にのぼった。

トラブルの内訳は多い順に「悪口、噂がある」が32%、「モラハラがある」が12%、「無視されている、無視されている人がいる」が11%、「仲間はずれがある」が10%などとなっている。

そして「トラブルの多い職場の傾向」については、「女性の多い職場ほどトラブルが多い」と回答した人が41%で最も多く、次いで「40代〜50代の多い職場」が24%、「いわゆる『ゆとり世代』の多い職場」が12%という結果となった(対象は、同社が運営するサイトのユーザー678人。15年1月24日公表)。

この結果が雑誌「DIME」のサイト「@DIME」で紹介(15年10月7日)されたことで、ネット上でにわかに話題に。ツイッターでは、

「トラブルの多い職場→女性が多い これホントそう!!同世代の女ばかりだった前の職場は凄い崩壊の仕方だったなぁ・・・」「誰かの陰口言ったりよくわからん派閥争いしてたり、巻き込まれるのうんざりってことはよくある」「トラブルの多い職場の傾向で1位の女性が多いと2位の40〜50代が多いで6割超えてるの納得してしまった・・・友人の職場は女性がほとんどを占める上に40〜50代で話を聞いてると壮絶だもんなぁ・・・」

など、「わかる」との声が多く上がっている。

上手く立ち回りすぎるのもダメ

トラブルの具体例が、ウェブマガジン「R25」で「女性の多い職場のあるあるエピソード」として紹介されている(9月3日)。

「派閥がある。派閥が多い。派閥に入っていないと仕事がやりにくい。でも、入ると面倒くさい」「うわさ話や悪口を聞くことが多い。お菓子が常備されている」

と、やはり「悪口」「派閥」があるという報告のほか、

「ネイルや髪型にいちいち文句をつけられる」「ワインがないとダメ、靴を脱ぐのはNGなど、飲み会の店へのこだわりが強く、幹事になると場所選びに困る」

など面倒な例も多いようだ。

こうした職場で「人間関係を良好にする方法」が、生活情報サイト「nanapi」に掲載されている(9月25日更新)。

「お局様」は頼られることで自分の存在感を確認するため、相談事を持ち込むなどしてうまく懐に飛び込み信頼を得る、付き合いが面倒でも誘われたら何回かに1回は付き合うようにする、八方美人でいなくてはならないが上手く立ち回りすぎるのはNG、といった注意点が紹介されている。

こうした方法を実践するのもかなり骨が折れそうだ。女性の多い職場でのトラブル回避はなかなか難しい?(MM)