アンジャッシュ渡部建の「この鍋が絶対美味い」5選!
今や言わずと知れた”芸能界のグルメ王”、アンジャッシュの渡部さん。
「彼がオススメするお店は瞬殺で予約困難店になってしまう」という都市伝説は、いよいよもって現実味を帯びている。
ということで、本格的シーズンを迎えるちょっと手前と思しきこのタイミングで、渡部さんのオススメ鍋の店をまとめてご紹介!
予習を兼ねて、あなた好みのお店をチェックしてみてはいかが?
『今福』
ステーキとハンバーグの『ミート矢澤』、焼肉の『焼肉ホルモン稲田』、ハンバーガーの『ブラッカウズ』など、肉ならなんでもござれ!の「ヤザワミート」グループ。数多ある店舗の中でも、最高のグレードを誇るのが、“日本の肉鍋”代表格である、すき焼きとしゃぶしゃぶを主役に据えた『今福』だ。“肉のテーマパーク”を標榜し、厳選した黒毛和牛のみを扱う。
部位別に楽しめるしゃぶしゃぶも人気だが、今回は極上サーロインのすき焼きにフォーカス。大理石を思わせる美しいサシが脂なのは御存知の通り。が、食べ進んでもしつこさ、重たさはなくキレの良さすら感じさせるのは、脂の質が良いからこそ。
関西風と関東風を味わえるスタイルや、ふんわりと泡立てられ口当たりの良い卵etc.牛肉同様にきめ細かなサービスも人気の理由。とっておきの肉鍋としてブックマークを!
『イマサラ 麻布十番本店』
「もや鍋」という名前だけで、まず「それってどんな鍋なの?」と思わせる秀逸なネーミング。しかも実物のビジュアルインパクトも、ご覧の通り。鍋の縁に、細もやし、キャベツ、九条ねぎ、そして肉をこんもりと。食べる前から歓声が上がりそうではないか。
肉で野菜をくるむようにして、出汁でさっと煮たら、店の自家製ポン酢または焼肉のタレベースの特製ダレをつけて食す。肉が入る鍋では、主役はあくまで肉で野菜が脇役に回っている場合も多いが、この「もや鍋」は、肉と野菜とをバランスよく味わえるのが魅力。なるほど、女性に人気という評判も頷ける。
写真の「特製バラバラ」(1人前¥3,200。注文は2人前から)は、A5和牛のザブトンと霧島山麓のSPF豚のミックス。ほかにも、和牛肩ロース、和牛リブロース、あるいは豚バラのみといった選択肢も用意されている。
続いては、隠れ家一軒家鍋の店&1日6組限定予約の2店をご紹介
『サロン ド ヒッタマグッド』
住所から割り出される地図上の場所は閑静な住宅街。そうと聞いてはいても「この一軒家で合っているのか?」と若干不安になるロケーションだ。出迎えられて中に上がっても、誰かの家を訪れたような雰囲気に、まだ半信半疑。メニューを渡され「やっぱりここはレストランだ」とようやく安堵。
料理は、おまかせコースのみ。前菜と一品料理、野菜の盛り合わせののち、牛鍋と〆、そしてデザートという構成なのだが、驚くべきは、コースの金額に飲み放題も含まれていること!生ビール、スパークリングワイン、赤/白ワインにウイスキーetc.。スピリッツ類やホッピーまでそろえている。
鍋は、あらかじめごぼうと九条ねぎ、豆腐を煮てある醤油ベースの出汁で、肉を軽く煮て生卵をつける、しゃぶしゃぶとすき焼きのハイブリッド的オリジナル。最初の緊張はどこへやら、鍋の頃には完全にリラックスしていること請け合い。飲み過ぎに注意!
『代々木 今半』
驚くべき、旨さだ。ピンク色に染まった和牛のタンは店主が言う通り、「ツルシコ」の食感。柔らかくて、臭みも皆無だ。
「塩を挽いて粉にしたのは均一に広がって、サッと溶けるから」万事がこの調子なのだ。店主は『浅草今半』の次男。自分のスタイルで和牛を提供すべく、30年以上前に独立。己が旨いと思える味を貪欲に追求し、突き進んできた。
タン専用に創案した塩は8種。相棒の豆苗もシャキシャキで、味は濃厚。聞けば、群馬・甘楽郡の“無農薬発酵堆肥栽培”とのことだ。料理はコースを基本に提供し、タンに続く鍋は黒豚、特選和牛ロースという、しゃぶしゃぶ三昧――。
「黒豚は鹿児島の純血種。出荷2カ月前より唐芋を飼料にしますから、甘い。牛ロースは無論A5で、10日から2週間熟成させている。あ、ドライエイジングじゃないよ、あれは乳牛を食べる工夫だからね」我が道を行く姿勢が痛快で、旨さには道理があることを知る。
最後は、多種なもつ鍋がウリのこちらのお店
『もつ衛門』
かつて、もつ鍋ブームの頃に西麻布界隈にはいくつものもつ鍋店があった。移ろいやすい流行りの波を乗り越えて、今なお高い人気を誇っているのが、ここ『もつ衛門』だ。ゲストの8割がリピーターというから、如何に愛されているかが分かる。
自慢のもつ鍋は全6種類。醤油、塩とんこつ、豆乳味噌、韓国スープ、鶏がら柚子塩味、そして、洋風コンソメ味、その名も「伊衛門」だ。トマトの赤、ニラの緑、スープの白で、イタリアンカラーを表現しているのもニクい。
醤油や塩とんこつなど、ポピュラーな味のものと比べて、ニンニクは控えめ。ポトフを思わせるやさしいコンソメ味をベースに、アクセントには黒こしょうを効かせている。6種の中で3番目に人気があるのだとか。そんな味ならば、〆のリゾットが合わないわけがない。他の選択肢もある中、リゾットを選ぶ人が圧倒的に多いという話に、なるほど納得。
■プロフィール
わたべけん お笑いコンビ「アンジャッシュ」としての活動に加え、自身の食べ歩きブログ「わたべ歩き」で食の情報を発信し続ける芸能界のグルメ王。近著は『芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒』
「彼がオススメするお店は瞬殺で予約困難店になってしまう」という都市伝説は、いよいよもって現実味を帯びている。
ということで、本格的シーズンを迎えるちょっと手前と思しきこのタイミングで、渡部さんのオススメ鍋の店をまとめてご紹介!
予習を兼ねて、あなた好みのお店をチェックしてみてはいかが?
『今福』
ステーキとハンバーグの『ミート矢澤』、焼肉の『焼肉ホルモン稲田』、ハンバーガーの『ブラッカウズ』など、肉ならなんでもござれ!の「ヤザワミート」グループ。数多ある店舗の中でも、最高のグレードを誇るのが、“日本の肉鍋”代表格である、すき焼きとしゃぶしゃぶを主役に据えた『今福』だ。“肉のテーマパーク”を標榜し、厳選した黒毛和牛のみを扱う。
関西風と関東風を味わえるスタイルや、ふんわりと泡立てられ口当たりの良い卵etc.牛肉同様にきめ細かなサービスも人気の理由。とっておきの肉鍋としてブックマークを!
『イマサラ 麻布十番本店』
「もや鍋」という名前だけで、まず「それってどんな鍋なの?」と思わせる秀逸なネーミング。しかも実物のビジュアルインパクトも、ご覧の通り。鍋の縁に、細もやし、キャベツ、九条ねぎ、そして肉をこんもりと。食べる前から歓声が上がりそうではないか。
肉で野菜をくるむようにして、出汁でさっと煮たら、店の自家製ポン酢または焼肉のタレベースの特製ダレをつけて食す。肉が入る鍋では、主役はあくまで肉で野菜が脇役に回っている場合も多いが、この「もや鍋」は、肉と野菜とをバランスよく味わえるのが魅力。なるほど、女性に人気という評判も頷ける。
写真の「特製バラバラ」(1人前¥3,200。注文は2人前から)は、A5和牛のザブトンと霧島山麓のSPF豚のミックス。ほかにも、和牛肩ロース、和牛リブロース、あるいは豚バラのみといった選択肢も用意されている。
続いては、隠れ家一軒家鍋の店&1日6組限定予約の2店をご紹介
『サロン ド ヒッタマグッド』
住所から割り出される地図上の場所は閑静な住宅街。そうと聞いてはいても「この一軒家で合っているのか?」と若干不安になるロケーションだ。出迎えられて中に上がっても、誰かの家を訪れたような雰囲気に、まだ半信半疑。メニューを渡され「やっぱりここはレストランだ」とようやく安堵。
料理は、おまかせコースのみ。前菜と一品料理、野菜の盛り合わせののち、牛鍋と〆、そしてデザートという構成なのだが、驚くべきは、コースの金額に飲み放題も含まれていること!生ビール、スパークリングワイン、赤/白ワインにウイスキーetc.。スピリッツ類やホッピーまでそろえている。
鍋は、あらかじめごぼうと九条ねぎ、豆腐を煮てある醤油ベースの出汁で、肉を軽く煮て生卵をつける、しゃぶしゃぶとすき焼きのハイブリッド的オリジナル。最初の緊張はどこへやら、鍋の頃には完全にリラックスしていること請け合い。飲み過ぎに注意!
『代々木 今半』
驚くべき、旨さだ。ピンク色に染まった和牛のタンは店主が言う通り、「ツルシコ」の食感。柔らかくて、臭みも皆無だ。
「塩を挽いて粉にしたのは均一に広がって、サッと溶けるから」万事がこの調子なのだ。店主は『浅草今半』の次男。自分のスタイルで和牛を提供すべく、30年以上前に独立。己が旨いと思える味を貪欲に追求し、突き進んできた。
タン専用に創案した塩は8種。相棒の豆苗もシャキシャキで、味は濃厚。聞けば、群馬・甘楽郡の“無農薬発酵堆肥栽培”とのことだ。料理はコースを基本に提供し、タンに続く鍋は黒豚、特選和牛ロースという、しゃぶしゃぶ三昧――。
「黒豚は鹿児島の純血種。出荷2カ月前より唐芋を飼料にしますから、甘い。牛ロースは無論A5で、10日から2週間熟成させている。あ、ドライエイジングじゃないよ、あれは乳牛を食べる工夫だからね」我が道を行く姿勢が痛快で、旨さには道理があることを知る。
最後は、多種なもつ鍋がウリのこちらのお店
『もつ衛門』
かつて、もつ鍋ブームの頃に西麻布界隈にはいくつものもつ鍋店があった。移ろいやすい流行りの波を乗り越えて、今なお高い人気を誇っているのが、ここ『もつ衛門』だ。ゲストの8割がリピーターというから、如何に愛されているかが分かる。
自慢のもつ鍋は全6種類。醤油、塩とんこつ、豆乳味噌、韓国スープ、鶏がら柚子塩味、そして、洋風コンソメ味、その名も「伊衛門」だ。トマトの赤、ニラの緑、スープの白で、イタリアンカラーを表現しているのもニクい。
醤油や塩とんこつなど、ポピュラーな味のものと比べて、ニンニクは控えめ。ポトフを思わせるやさしいコンソメ味をベースに、アクセントには黒こしょうを効かせている。6種の中で3番目に人気があるのだとか。そんな味ならば、〆のリゾットが合わないわけがない。他の選択肢もある中、リゾットを選ぶ人が圧倒的に多いという話に、なるほど納得。
■プロフィール
わたべけん お笑いコンビ「アンジャッシュ」としての活動に加え、自身の食べ歩きブログ「わたべ歩き」で食の情報を発信し続ける芸能界のグルメ王。近著は『芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒』