各国リーグの開幕に先駆けてスイス・スーパーリーグが19日に開幕し、柿谷曜一朗が所属するバーゼルはファドゥーツ戦を2-0で勝利した。

柿谷は80分に、左サイドからPA内中央を経由し右サイドに繋がれたパスを落ち着いてゴールし、チームの勝利を決定付ける2点目を決めた。

昨年出番が少なく不遇だった柿谷だが、ウルス・フィシャー新監督の元でプレシーズンに信頼を勝ち取り、開幕戦でゴールを記録した。スイス・メディアも「Tages Woche」紙が試合後に柿谷選手に6点満点の「5」をつけるなど高評価を与えている。

そんな開幕戦の柿谷について、サポーターも「力強いパフォーマンス」「スタメンでプレイできて良かったね」「新シーズン最高のスタート」「今シーズンの柿谷は化けるぞ」「柿谷はフィシャー監督の元でもっと試合勘をつかんで欲しいと思ってる」など結果に満足している様子だ。

中には「シュートを決めるまでは今日のプレイには批判的だった。シュートを打たない、持ちすぎる、2-3回ターンをして回りを見渡すなど」「中に入り過ぎる感じはする、ウィングががら空きだ、でも徐々に修正していくと思う」「対人でのフィジカルには問題ありだね」など厳しい意見も寄せられた。

チーム全体として開幕戦の内容は決して良い内容ではなかったものの、フィッシャー監督も「曜一朗にとっても我々にとっても大事なゴールだった」とコメントするなど、冷遇された昨シーズンからは一転、柿谷の新シーズンは十分に期待できるスタートとなっている。