プロ野球「オールスターゲーム2015」が、17日に東京ドームで、18日にMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島で開催される。交流戦では大きく勝ち越したパシフィック・リーグにセントラル・リーグが意地を見せるか――。セにとっては同じプロとして負けられない戦いでもある。

だが、オールスターゲームである以上、ファンにとっては球宴を盛り上げる“お祭り男”の登場を期待したいところ。そんな折、16日のフジテレビ「すぽると!」では「オールスター歴代お祭り男の名場面集」と題し、野球解説者・立浪和義氏が選ぶ「お祭り男トップ5」が紹介された。立浪氏が挙げた5選手は以下の通りだ。

●5位:イチロー
オールスターゲーム7回出場で、その打率はなんと.394。1996年にはピッチャーとしてマウンドに上がり、バッター・高津臣吾と対戦、ショートゴロに打ち取った。試合後は「気持ちがいいのと(相手に)悪いのと色々と・・・」と語っている。

●4位:ウォーレン・クロマティ
オールスターゲーム3回出場。1985年の川崎球場で行われた試合では、ツーベースにホームランと大活躍。MVPを獲得した。

●3位:ダルビッシュ有
オールスターゲーム5回出場。いつもの真剣勝負とは異なり「好きな球を投げれる」と語っていたダルビッシュは、2010年のゲームでジャイロカッターを投じて話題になった。この時の映像を見た立浪氏は「画面で見るとボールは浮いている。恐らくカットボール。回転を加え、スライドしながらボールが浮く。器用な投手じゃないとできない」と絶賛した。

●2位:阿部慎之助
オールスターゲームに11回出場している他、2007年、2010年にはMVPを獲得。ダルビッシュ有、和田毅、田中将大ら錚々たる投手陣からホームランを放っている。

●1位:清原和博
オールスターゲームに18回出場。1986年の初出場時にホームランを放ってMVPを獲得すると、翌年のオールスターでは桑田真澄氏との“KK対戦”が実現、初球でホームランを放つなど常に話題の中心に。2005年には松坂大輔と対戦し西武ドームの天井に当たるヒットも放った。MVP獲得は7回だが、三振も40回と歴代最多だ。

球宴における清原氏の活躍について、立浪氏も「そういう星のもとと言えば、それで終わってしまうのですが。高校時代から常に注目されている。常に大観衆の前で野球をやる機会が多かったので慣れている」と分析しようと試みたが、最後は「とにかくすごい」とまとめるしかなかった。