鍵もスマホもなくても鍵を開けられる?指紋認証の「Ola」なら手間なく開錠が可能に

写真拡大 (全4枚)

帰宅してドアの鍵を開けようと思ったのに、鍵がなかなか見つからない。あるいはスマートフォンと連動しているはずが、スマートフォンを持ち出し忘れていた、といった事態にならないとは限らない。

間違いなく本人が帰宅しているというのに、自宅のドアは冷たい態度をとるかもしれないのだ。しかし、指紋認証ならどうだろう。鍵をごそごそ探す手間も要らないし、スマートフォンを忘れていても大丈夫だ。

クラウドファンディングの『Kickstarter』に登場した『Ola』は、ドアノブで瞬時に指紋認証してロックを解除してくれる。しかも鍵穴がないから、ピッキングも不可能だ。

強力な指紋センサーを搭載して指紋のコピーを防ぐ

『Ola』は指紋認証機能付きのドアノブだ。握ると同時に指紋認証させれば、鍵が開けられる。

指紋を認証して開錠するまで1秒もかからないため、待ち時間のストレスもない。

また、物理的な鍵や連動させるスマートフォンがなくても使えるので、非常にスマートだ。

但し、指紋を登録するときだけスマートフォンのアプリが必要になるが、登録してしまえば後は不要になる。

しかし、最近では指紋がコピーされるという心配もある。必ずしも安全ではないのだろうか。

ところが『Ola』の指紋センサーには、スウェーデン製の『FPC1020AM』を採用しているため、指の表面の凹凸だけでなく、電磁波によってさらに下のパターンも読み取る。そのため表面の凹凸をコピーしただけでは開錠できないという。

また『Ola』は、親しい人物が一時的に開錠できるように、期限付きの合い鍵を発行することもできる。

バックアップ電源もあるので長期間安心して使用できる

『Ola』の電源は単三電池4本だ。これで3万回以上の開閉が行え、普通に使えば約2年は使えるという。また、バックアップにパナソニック製『EVOLTA』を搭載しており、こちらも合わせれば7年間は使えるそうだ。

それでもうっかり電池切れになった場合は、外部からmicro USB経由で電源を供給して作動させられる。物理的な鍵穴はないからここは注意が必要だ。

普段からもっと簡単に開錠できるドアノブがないかと思っていたという人は、要チェックなドアノブだ。

【関連記事】

※ 古いスマホやタブレットが「自宅警備員」になるIoT

※ 360度カメラで家を守り、リモコンにもスピーカーにもなるお洒落な球体

※ ここまでホームセキュリティが身近になったとは

※ このベビーモニターがあれば、親は別室で大人の時間を楽しめる…!

※ Google Nestが実現する次世代スマートホームに未来を見た

【参考・画像】

※ Ola fingerprint smart lock. Open the door to the future. by Ola - Kickstarter