炎上芸人鈴木拓、クズの処世術披露も「明かした時点で次はない」
ネット炎上が日常茶飯事のお笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓(39)が、5月26日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)のインタビューに応じ、“クズ芸人”としての処世術を披露した。鈴木は「Twitterでも、オレのことを超悪口言ってるやつをフォローする」などのテクニックを公開したが、ネット上では「感心」よりも厳しい声があがっている。
昨年12月放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)で鈴木が明かしたところによると、“炎上芸”の始まりは、2012年10月のテレビ番組で、中学生のアイドルグループへ放った暴言が原因だったという。番組の中で“エロい言葉”を発した鈴木はアイドルに軽蔑され、「家に帰ってお前らでエロいこと考えてやる」と、反撃。この一件で約7000件もの誹謗中傷コメントが鈴木のブログに殺到し、「炎上芸人」と呼ばれるようになったとか。
また同じく2012年10月、限られた時間内の中で“ハンター”から逃げ切れたら賞金をゲットできるというフジ系の人気番組『逃走中』では、130万円の賞金目当てに“自首”をして鈴木のTwitterが大炎上する事態になったこともある。炎上がYahooニュースに取り上げられた際には、「それではまた次回の炎上で会いましょう!」とのコメントをアップし、アンチを煽ってさらに反感を買ったこともあった。
そんな鈴木は29日に著書『クズころがし』(主婦と生活社)を発売。今回の『ノンストップ』のインタビューはその本を元にした内容となっており、「自分のハードルは目いっぱい下げる」などと、“クズ芸人”らしい処世術を紹介している。
自らをダメに見せるテクニックを駆使たとえば現在出演中のドラマでは、脚本家に台詞を減らしてもらうことを要求。「台詞が覚えられない」などダメな部分を見せることで、「ちょっとしたことでも評価してもらえる環境を作っておく」のだという。鈴木は「台詞少ないのに、同じ金額(ギャラ)をもらうワケじゃないですか。そしたら一個の言葉の単価はあがっていくので。まぁ、タレントとしてはダメなのかもしれないけど、ビジネスマンとしては成功だと思うんですよ」とニヤニヤしながらも、最後には「最低ですか…」とポツリ。
Twitter炎上については「Twitterでも、オレのこと超悪口言ってるやつをフォローするんです。その人にちゃんと返事をしてやると、こっちの味方になっちゃうんです」と独自の手法を告白。そうすると、味方になった人間が他のアンチを撃ち落としてくれるそうで、上手く人を利用する術を明かしていた。
炎上をも金に変える貪欲さに厳しい声もまた、ネット上で“クズ芸人”認定されているが、鈴木は番組内で「僕は自分ではクズだと思ってない」「最終的にはやっぱりこれもお金に換えなきゃなっていうのはありますね」とも語っている。今回の放送を受けてネット上では、
「クズ芸人の良さがある。頑張れクズ!」
「芸能界を生きていくには色んなポジションがあると思います」
などと応援のコメントがあがったほか、
「利用したつもりで利用されるってのがオチだろうな」
「人間…開き直ると怖いね 鈴木は自分の都合しか考え無い」
「芸人としての才能はないのに世渡りは上手いんだな」
「手口を明かした時点で次はない」
「実は凄いヤツ…とは思えんなぁ」
「それは仲間内と楽屋で話すべきことで、メディアに流しちゃダメだろ」
「手口をあかすところが、残念な人だな」
と、批判の声や“タネ明かし”に対する心配の声があがっている。NHK連続テレビ小説『まれ』でパティシエ役を演じるなど俳優業も好調とはいえ、こうした“手の内暴露”で自身のタレント生命を脅かすことにならなければ良いのだが……。
(文/一樹守)