前回、2003年の日本シリーズではソフトバンクが本拠地で4戦全勝 [Getty Images]

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 日本シリーズは2試合が終了し、初戦はホームの阪神が6-2で快勝、2戦目はビジターのソフトバンクが2-1で接戦をものにした。1勝1敗で決戦の場はヤフオクドームに移り、28日から3試合が開催される。

 例年、日本シリーズの展望として、セ・パ両チームがレギュラーシーズンとは違う戦い方にどう適応するかがポイントとして挙げられる。DHの使い方、投手の打席などが最も注目されるポイントだ。近年では交流戦が開催されていることもあり、以前に比べてお互いのリーグのルールに免疫が出来ているとはいえ、普段とは違うスタイルでの試合を余儀なくされる分、ホームチームにアドバンテージがあると見る向きは多い。また、地元ファンの後押しも大きな影響を及ぼすと考えられ、各種報道や評論家の意見では、ホーム有利を強調する場面が良く見られる。

 では、実際のところはどうなのだろうか。

 1950年から今年の第2戦までの日本シリーズ全試合を集計した結果、ホームチームの成績は192勝183敗(7分)で勝率.512。非常に僅差ではあるが、ホームチームの方が少しだけ勝率が高い結果は出ている。ただ、過去60年以上で9勝分しか勝ち越していない点から考えると、ホームとビジターに有利不利がはっきり出ている訳ではなさそうだ。

 以下は各球団のホーム試合における日本シリーズの成績である。

DeNA 5勝0敗 勝率.1000

ヤクルト 13勝7敗 勝率.650

日本ハム 11勝8敗1分 勝率.579

ロッテ 8勝6敗 勝率.571

巨人 57勝43敗1分 勝率.570

西武 34勝29敗1分 勝率.540

近鉄 7勝6敗 勝率.538 (※参考)

広島 10勝10敗2分 勝率.500

楽天 2勝2敗 勝率.500

阪神 8勝10敗 勝率.444

オリックス 13勝19敗1分 勝率.406

ソフトバンク 16勝24敗 勝率.400

中日 8勝19敗1分 勝率.296

 熱狂的なファンが後押しする阪神やソフトバンクは、意外にもホーム試合での勝利が伸び悩んでいる。両チームが日本シリーズで苦しむことが多いのは、この辺りが問題なのだろうか。

 ちなみに、阪神は日本シリーズのビジターゲーム成績が5勝9敗、勝率.357。ヤフオクドームでは、前回の内弁慶シリーズ(03年日本シリーズ)で喫した0勝4敗という成績だ。あくまで過去の成績なので参考程度にしかならないが、負の印象を払拭するためにも、まずはヤフオクドームでの1勝目をどれだけ早いタイミングで挙げることが出来るか。そこが今シリーズを占う上でも重要なポイントとなりそうだ。