2013‐14シーズンのコパ・イタリア決勝、ナポリフィオレンティーナ戦において、試合開始前にサポーター同士の争いが一部暴徒化。選手がサポーターの仲裁に入るなど物々しい雰囲気となった。


試合会場のローマ市内でナポリのサポーターが襲われ負傷したことが発端となり、スタジオ・オリンピコ周辺で暴徒と化したファンが警察と衝突。イタリアのガゼッタ・デロ・スポルト紙は「10人が負傷し1人が重傷」と報じた。

これを受け、スタンドのナポリ・サポーターが試合中止の抗議活動を行ったため、試合開始が大幅に遅れることに。動画投稿サイトには、ナポリMFのマレク・ハムシークがナポリのサポーターグループに近寄り、落ち着くよう説得している映像などが次々と投稿されている。



その後、試合は45分遅れて開始。ナポリが3-1でフィオレンティーナを下し、コパ・イタリアで2年ぶり5回目の優勝を果たした。


なお今回の事件、前述のガゼッタ紙によると「ナポリ・ファンを襲ったのは今回の決勝戦には全く関係ないローマ・サポーターの集団だった」との情報もあり、現在も捜査中とのことだ。

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