『スノーピアサー』ポン・ジュノ監督来日　団長安田が次回作出演を土下座で懇願

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【30日=KEJ高橋未和】映画『スノーピアサー』(13/配給：ビターズ・エンド、KADOKAWA)の日本公開を前に、演出を手がけたポン・ジュノ監督が来日。29日、東京都内で行われた公開直前プレミアイベントに出席した。会場には本作に感銘を受けたというお笑いトリオ・安田大サーカスの団長安田、タレントの森脇健児とともに出席し、勢い溢れるトークで盛り上げた。

森脇はポン・ジュノ監督との対面に「アジアのスピルバーグ! 2〜3年後は“世界のポン監督”と言われていると思う」と絶賛。20代にブレイクしたものの、30代の苦しい時代を経て再ブレイクの兆しを見せている彼は、「富裕層、貧困層が描かれているこの作品は、芸能界の縮図。僕は芸能界でその両方を経験しているが、芸能界は売れることよりも残ることが大事。諦めなかったらチャンスはまた来る」と共感を示した。

ポン・ジュノ監督が団長に「『TOKYO!』(08)で一緒に仕事をした香川照之さんに似ている」と伝えると、団長は最近人気を集めている『半沢直樹』(13/TBSテレビ)の大和田常務のモノマネで土下座を披露し、『スノーピアサー』続編への出演を懇願。しかしドラマを観ていないポン・ジュノ監督には伝わらなかった。

本作は、地球温暖化を食い止めるために散布された人工冷却物質により、新たな氷河期を迎えた近未来を舞台に、列車「スノーピアサー」の中で生き残った数少ない人類の壮絶な戦いを描いたSF大作。2月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開される。ポン・ジュノ監督は「日本には鉄道マニアがたくさんいると聞いているので、映画をどんな風に観てもらえるのか楽しみ」と心境を語り、「ハードな映画なので、心の安全ベルトを閉めてご覧ください」とアピールした。(写真提供=©2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS RESERVED)