韓国の朴槿恵大統領はこのほど、英BBCのインタビューに対して、「日本政府が現在の歴史観に基づいて問題のある発言を繰り返すならば、日本と首脳会談を行う意味はない」と述べた。4日付で中国メディアの環球時報(電子版)が報じた。

 報道によれば、朴槿恵大統領は「日本政府が過去のあやまちについての謝罪を拒否するならば、安倍晋三首相と首脳会談を行っても何の意味も持たない」とし、むしろ首脳会談を行わないほうが良いとの見解を示した。さらに朴槿恵大統領は竹島(韓国名:独島)問題においても、日本側の対応に苛立ちを示したという。

 かつてないほど悪化した日韓関係について、米国はこれまで韓国側に懸念を伝えているが、今のところ米国の懸念は解消される見通しすら立っていない。(編集担当:村山健二)