17日深夜、フジテレビ「すぽると!」では、21日より北海道札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催される全日本フィギュアスケート選手権を前に、織田信成のインタビューを放送した。

ジャンパー膝とも呼ばれる左膝・膝蓋靱帯炎により、GPファイナル進出を逃すなど、満足いく2011-2012シーズンとはならなかった織田。「過去、色んな経験はあったんですけど、ケガっていうのは無くて」と切り出すと、「戸惑いもあったり、不安ももちろんあったんですけど、自分が何ができるかっていう事にすぐ切り替えて、そっちのほうでベストを尽くして、はやく氷の上に戻りたい」と振り返った。

だが、エース高橋大輔、小塚崇彦に加え、羽生結弦、町田樹といった新鋭も台頭しており、ソチ五輪・日本代表争いも熾烈を極める。元競輪選手で現在はトレーナーを務める松本整氏のもと、膝の強化を図っている織田だが、「現役はソチで終わりかなと思っているので、ここで終わるし、今頑張るしかない」と、悲壮な覚悟をうかがわせつつ、間近に迫った全日本については、「全日本で表彰台にのぼって、世界フィギュアの切符を掴むっていうのが、自分の一つの目標なので負ける気は毛頭ない」、「勝つしかない舞台なんです」と力強く語った。