■この夏、世界中のリトルリーガーの聖地・米ペンシルベニア州ウィリアムスポートで行われた世界選手権を制したのは日本・東京北砂だった。

投打にわたりチームをけん引したのは清宮幸太郎(13歳)。元早稲田大ラグビー部・清宮克幸監督の長男で、183cm、93kgの立派な体格をもつ。いや体格だけではない。この年齢にして、すでに球を遠くに飛ばす技術を身につけているように見える。

現在早稲田中の1年生というから、後には早稲田実、早稲田大で活躍して、甲子園や神宮を大いに盛り上げてくれそう。

これまでリトルリーグで世界を制しても、その後にプロで大成した選手をボクは知らないが(せいぜい思い出すのは、荒木大輔ぐらい)、この清宮はまるでモノが違う。

しっかし、どえらい選手が現れたもんだ。間違ってもラグビーに転向して、親父と同じナンバー8にならないよう祈るばかり。将来の活躍の場は秩父宮ではない、神宮なのだ。




■そういえば、前回紹介した坂本一将もリトルリーグ世界選手権で優勝した経歴をもつ。チームは武蔵府中。チームメイトには、たしかエースだった田中裕太郎(現・立教大、日大三高)がいたし、一学年下にはセンターを守っていた中原北斗(現・明治大、横浜高)がいた。