28日現在、リーグ最下位に低迷する東北楽天ゴールデンイーグルス。田中将大、岩隈久志の二大エースに、メジャー帰りの岩村明憲、松井稼頭央を新戦力に加え、大きな期待を集めたものの、開幕直後の勢いは今や全く感じられない。

チームの低迷に誰よりも怒りを感じているのは、星野仙一監督だろう。それでも、その怒りを八つ当たりや、自身の拳に宿してはならない。28日発売の「週刊アサヒ芸能」(7.7号)では、『楽天・星野監督「怒号鉄拳」大荒れベンチ裏実況!』と題し、その周辺レポートを行っている。

「先発4本柱のうち、岩隈久志(30)、ラズナー(30)の2本がはやばやと故障で離脱した。メジャー帰りの岩村明憲(32)が絶不調で二軍落ちするなど、打線も目を覆わんばかりの貧弱ぶり。交流戦を終えた時点で、リーグ単独最下位に沈みました。そりゃ、監督もストレスがたまるでしょう」。楽天担当記者は、同誌にこう語る。

開幕前は穏やかな表情で、スポーツ番組を中心に“丸くなった”と語っていた星野監督。だが、同誌によると、5月8日、西武に敗れた試合後、ベンチを引き揚げた星野監督は、通路でシャッターを切るカメラマンに向かって、「何しとんじゃ!」と声を荒げ、そのカメラを叩き落とそうと、胸にパンチを食らわせたが、それでも怒りは収まらず、ドアを蹴り上げてクラブハウスに戻ったという。スポーツ紙デスク曰く、「カメラマンは診断書をとり、全治一週間。東京写真記者協会が抗議文を出そうかという騒動に発展し、球団が謝罪しました」と明かすほど。

さらに、球団関係者は「試合後の通路で、コーチと選手がたまたま監督の前を歩いていた。それだけで『どけっ、邪魔だ!』と大声でどなりつけたんです。その選手は何かミスをしたわけでもなく、まったくいわれのない理由で怒られたわけですよ」と語っており、星野監督の八つ当たりは、いよいよ歯止めがかからない状態になっているようだ。

その他にも、同誌では、星野監督にまつわる“鉄拳エピソード”を関係者の談話から紹介。今オフには「大量解雇」を断行するという噂もあり、チームは星野監督の恐怖政治に戦々恐々とする日々のようだ。詳細は、同誌にて――。

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