ナポリMFマレク・ハムシクがスロバキア『Pravda』の中で、ミランのユニフォームを着たいという願望を明らかにした。同選手は「僕のキャリアにとってターニングポイントとなるだろう。(ミラン代表取締役のアドリアーノ・)ガッリアーニと(マッシミリアーノ・)アッレグリ監督が自分を称賛してくれたことは知っている。僕は若い。でも今のところ、まだ何にも勝っていないんだ。今、そのときが来たと言えるだろう」と話している。

ナポリのサポーターを震撼させ、移籍を望む選手を引き止めるのか、ハムシクを売却した資金で別のカンピオーネを獲得するのか、アウレリオ・・デ・ラウレンティス会長を岐路に立たせる発言だ。同会長はこれから、その決断を下すことになるだろう。

「デ・ラウレンティス会長は僕の売却を望んでいない? それは事実だ。でも、確実なことなんて何もないし、どんなことだって彼と話せることを僕は知っている。寛大な人だからね」

しかし、自分たちの宝石を手放すのに、デ・ラウレンティス会長が大金を求めるであろうことは確実だ。それでも、ハムシクは移籍の決意を固めているようである。彼はまた、イタリアに残ることを望んでいるそうだ。

「どのタイミングで出て行くべきか、それを知るのはいつだって難しいことだ。来季の僕がどのチームでプレーしているかは分からない。でも、僕はユニフォームを変えたいんだ。イタリアからは離れたくない。ここには7年前からいるし、言葉も学んで、自分の名前を成長させてきたんだ。僕にとって、ミランのようなクラブに行くことは、重要な一歩となるだろう。7月中旬には僕の未来が分かるんじゃないかな」

ナポリではすでにハムシクのコメントが騒がれている。しかし、ハムシク本人はナポリのサポーターに対して大きな感謝の意を表した。

「サン・パオロの観客はとても要求が高い。ホームではスタジアムが常に満員だ。ファンタスティックな環境で、ナポリの人たちは素晴らしい成功に値するんだよ」

一方、デ・ラウレンティス会長はイタリア『ラジオ・マルテ』に対して、マーケットについて次のように話している。

「ユヴェントスが(レヴァークーゼンMFアルトゥーロ・)ビダルに関心? すべてのビッグクラブが偉大な選手たちを望むものだ。その上で、多くの要因を基に評価をしていく。(リーベル・プレートMFエリック・)ラメラ? まだ成熟するのに2、3年が必要だ」