モウリーニョ監督の今シーズン終了後の動向に注目が集まっている。国王杯では対アトレティコ・マドリーとのダービーを制し、準決勝進出を決めたが疲れ果てた表情で記者会見に臨んだモウリーニョ監督は、「シーズン終了までは居るつもりだが、周囲が満足なら監督は残留するし、そうでなければ退団もある」と語り、退団の可能性はゼロではないとした。

 シーズン半分が終わり、明らかに変化してきたモウリーニョ監督の立場。ジャッジを巡る度重なる審判団との口論、幹部との関係、試合中の振る舞い、記者会見でのコメントとあらゆる場面で注目の的となってしまうことで周囲からの批判は強まるばかりだ。

 リーガではバルサを追い優勝の可能性もあるだけに大事には至っていないが、一度負けが続くようなことが起こればさらに苦しい状況に追い込まれてしまうであろう。モウリーニョ監督のR・マドリーは1シーズンで終わってしまうのか。全ては後半戦の戦い振り次第となりそうだ。

(スペイン通信)