プレミアリーグ年明け2試合目となる第22節では、首位マンチェスター・ユナイテッドを追うアーセナルとマンチェスター・シティが対戦、スコアレスドローに終わり、マンUに差をひろげられた。

 前半は猛攻を仕掛けたアーセナルだったが、後半に入ってスタミナ切れ。シティの堅い守りを崩せず、今年のホーム初戦を白星で飾ることができなかった。

 攻めきれないことに苛立つアーセナルの心理状態がよく表われていたのが、試合終了間際にアーセナルのDFバカリ・サニャが退場になった場面。相手DFのパブロ・サバレタから受けた猛チャージに怒り、鬼の形相で額と額を合わせ激しく詰め寄った。

 このやり合いで双方にレッドカードが出て、試合結果同様の痛み分け。試合後サニャは、ル・パリジャン紙に「僕があんなふうに反応した理由はひとつじゃない。たくさんの怒りが積み重なった結果なんだ。ここ数週間、僕は数々のラフプレーに耐えてきたけど、審判は見逃していた。この試合でもずいぶんやられた。それでサバレタが僕を罵ったときに、ついキレちゃったんだ」と激怒の理由を説明した。