キム・ヨナが世界選手権に向け準備開始、振付師「１年空いたせいで大変」

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韓国のフィギュアスケーター、キム・ヨナが、来年３月に東京で開かれる世界選手権大会に向け、本格的な準備に入った。バンクーバー冬季五輪のフィギュアスケート女子シングルで、金メダルを獲得してから１０カ月。振り付けを担当するデビッド・ウィルソンコーチは、キム・ヨナの現在の調子について、期待と憂慮があると語った。

デビッドコーチは２１日、カナダメディアとのインタビューで「キム・ヨナが来年の世界選手権大会に向け、準備をスピードアップさせている」と述べた。キム・ヨナは８月、それまで指導を受けていたブライアン・オーサーコーチと決別。拠点もカナダから米国ロサンジェルスに移行した。デビッドコーチは、キム・ヨナが新しい環境と、新しいコーチであるピーター・オプガード氏と、呼吸を合わせるのに少し時間がかかったと明かした。

キム・ヨナは２月に行われた五輪、そして３月の世界選手権大会以降、公式の大会には出場しなかった。デビッドコーチは「今まで１年間も休んだことはなかった。だから少し難しい状況だ」「しかし、新しい環境にうまく適応しながら訓練している。特に、韓国系のナム・ナリコーチの存在は大きな力となっている」と説明した。

一方、米国スポーツ専門雑誌「Sports Illustrated」は、「２０１０年最も記憶に残るスポーツ選手１０人」のひとりにキム・ヨナを選定した。１０人には、ボクシングのマニー・パッキャオ（Manny Pacquiao）、サッカーのランドン・ドノバン（Landon Timothy Donovan）、スノーボードのシーン・ホワイト（Shaun Roger White）などが選ばれており、女性選手はキム・ヨナだけだった。

キム・ヨナは１０人に選ばれたことについて、「１０人のひとりとして選ばれて嬉しいし光栄です。素晴らしい選手たちと肩を並べられたというだけで胸がいっぱい」とコメントした。


参照：振付け師ウィルソン「キム・ヨナ、休んだせいで大変なのは事実」 - デイリーアン
参照：キム・ヨナ、Slが選んだ「２０１０年最も印象的なスポーツ選手」 - newsis

（文：林由美）

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