23日に行われたグループD最終戦で、2試合を終えて首位のガーナと2位のドイツが対戦。ドイツがエジルの後半のゴールで1−0で勝利し、首位突破を決めた。

両チームとも立ち上がりから積極的な試合運びを見せたが、最初のチャンスはドイツ。累積警告で出場停止のクローゼの代わりに先発したカカウがエリア右からシュートを放つが、これはGKキングソンに阻まれる。ガーナは13分にエリア内に切り込んだアサモアのパスを受けたギャンがシュートを放つも、シュヴァインシュタイガーに阻まれ、3試合連続ゴールとはならなかった。
26分には、カカウのスルーパスに抜け出たエジルが決定的なチャンスをつかむが、これもまたキングソンが脚でクリア。

しかし、60分に迎えたチャンスをエジルを逃さなかった。右サイドのミュラーからの横パスを受け、ゴール正面で左足を振り抜くと、ボールはゴール左隅に吸い込まれ、ドイツがついに先制。この時点でもう1試合は0−0のままだったので、このまま行けばドイツとガーナが勝ち抜ける。ドイツは終盤にシュヴァインシュタイガーが太股裏を傷めて交代するアクシデントがあったが、ガーナの攻撃を最後まで守り抜いた。

試合終了後、オーストラリア対セルビア戦の結果がスコアボードに示されると、ガーナの選手たちは2位での通過を確信して喜びを爆発。オーストラリアを得失点差で上回り、アフリカ大陸で初めて開催された大会で、決勝トーナメント進出を決めた最初のアフリカ勢となった。

決勝トーナメント1回戦ではドイツが宿敵イングランドと、ガーナはアメリカと対戦する。

◇ガーナ 0−1 ドイツ
[得点] 60分:エジル


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