今年1月にユヴェントスからシュトゥットガルトへレンタル移籍していたDFクリスティアン・モリナーロが、1日に完全移籍することとなった。両クラブの合意に基づく移籍金については明かされていないが、噂では約400万ユーロだと言われている。モリナーロはシュトゥットガルトと2014年までの契約を結んだ。

一方、ドイツではヴォルフスブルクFWエディン・ゼコがもう1年残留することとなった。ミランだけでなく、マンチェスター・シティへも移籍しないということだ。多くのビッグクラブからの関心が報じられていたゼコだが、5月31日をもって、4000万ユーロ(約44億7000万円)の違約金で契約を解除する条項が期限を迎えたからである。

ヴォルフスブルクのディーター・ヘーネスGM(ゼネラル・マネージャー)は、「我々がゼコをほかへ移籍させられるオプションはなくなった。不透明な時期が終わったことに、我々は喜んでいるよ」と述べている。ヘーネスGMはすでに以前、ゼコをとどめることができれば満足だと話していた。

ゼコとヴォルフスブルクの契約は2013年までとなっているが、来シーズンも5月31日まで事前に契約を解消できるオプションがついている。なお、ヴォルフスブルクはこれまで、4000万ユーロから違約金を減額することを断固拒否している。