フィオレンティーナを率いるチェーザレ・プランデッリ監督が、マルチェッロ・リッピ監督の後任として、イタリア代表指揮官に就任する可能性が高まっている。これが実現すれば、代表メンバーは大きく変わるだろう。フィオレンティーナで採用している4-2-3-1のシステムをベースに考えると、以下のようなメンバーが予想できる。

GK:ブッフォン(マルケッティ)
DF:カッサーニ(マッジョ)、ボヌッチ(ラノッキア)、キエッリーニ(ボッケッティ)、クリッシト(サントン)
MF:モントリーヴォ(マルキージオ)、デ・ロッシ(ローマ)、ペペ(マルキオンニ)、ピルロ(カンドレーヴァ)、バロテッリ(カッサーノ)
FW:ジラルディーノ(パッツィーニ)

確実なことは少ないが、2006年ドイツ・ワールドカップから残り続ける選手は限られてくるだろう。GKジャンルイジ・ブッフォン(ユヴェントス)、MFダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)、FWアルベルト・ジラルディーノ(フィオレンティーナ)は濃厚。FWヴィンチェンツォ・イアクインタ(ユヴェントス)とMFアンドレア・ピルロ(ミラン)も残りそうだ。

しかし、それ以外は多くの世代交代が起こる見込みである。守備面ではブッフォンとDFジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントス)がリーダーを務め、若手をまとめていく可能性が高い。中盤の底には経験豊富なデ・ロッシと、プランデッリ監督の教え子であるリッカルド・モントリーヴォが入ることになりそうだが、クラウディオ・マルキージオ(ユヴェントス)なども候補になる。

攻撃のタクトをふるうのはピルロだ。しかし、マリオ・バロテッリ(インテル)などの若手も起用されるだろう。また、リッピ監督が興味を示さなかったアントニオ・カッサーノ(サンプドリア)にもチャンスが与えられる可能性が高い。

監督の交代は、今まで代表に縁がなかった選手にとってのチャンス。プランデッリ監督の誕生を待っている選手もいるだろう。