MFダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)とFWジュゼッペ・ロッシ(ビジャレアル)が招集され、DFニコラ・レグロッターリエ(ユヴェントス)は外れた。

イタリア代表を率いるマルチェッロ・リッピ監督は10日、南アフリカ・ワールドカップ(W杯)に臨む代表候補の30人に波乱はないと話していた。ただ、レグロッターリエの落選は予想外の出来事である。

デ・ロッシは、5日にコッパ・イタリア決勝のインテル戦があったため、3日から5日まで行われたイタリア代表合宿の29人から漏れていた。また、スペインでプレーするG・ロッシも外れていたが、今回の30人には名を連ねることに成功した。この2人が入った影響で、事前に選ばれていた29人から出た脱落者がレグロッターリエということになる。

それでも、彼の落選を除けば、おおむね予想通りの人選と言えるだろう。FWフランチェスコ・トッティ(ローマ)、FWアントニオ・カッサーノ(サンプドリア)、FWマリオ・バロテッリ(インテル)などの招集といったサプライズはなし。イタリア市民権を手にしたFWアマウリ(ユヴェントス)や、好調FWファブリツィオ・ミッコリ(パレルモ)の希望も絶たれている。

W杯に向けたイタリア代表候補の30人は、以下のとおり。

GK:
ジャンルイジ・ブッフォン(ユヴェントス)
フェデリコ・マルケッティ(カリアリ)
モルガン・デ・サンクティス(ナポリ)
サルヴァトーレ・シリグ(パレルモ)

DF:
サルヴァトーレ・ボッケッティ(ジェノア)
レオナルド・ボヌッチ(バーリ)
ファビオ・カンナヴァーロ(ユヴェントス)
マッティア・カッサーニ(パレルモ)
ジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントス)
ドメニコ・クリッシト(ジェノア)
ファビオ・グロッソ(ユヴェントス)
クリスティアン・マッジョ(ナポリ)
ジャンルカ・ザンブロッタ(ミラン)

MF:
マウロ・カモラネージ(ユヴェントス)
アントニオ・カンドレーヴァ(ユヴェントス)
アンドレア・コッス(カリアリ)
ダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)
ジェンナーロ・ガットゥーゾ(ミラン)
クラウディオ・マルキージオ(ユヴェントス)
リッカルド・モントリーヴォ(フィオレンティーナ)
アンジェロ・パロンボ(サンプドリア)
シモーネ・ペペ(ウディネーゼ)
アンドレア・ピルロ(ミラン)

FW:
マルコ・ボリエッロ(ミラン)
アントニオ・ディ・ナターレ(ウディネーゼ)
アルベルト・ジラルディーノ(フィオレンティーナ)
ヴィンチェンツォ・イアクインタ(ユヴェントス)
ジャンパオロ・パッツィーニ(サンプドリア)
ファビオ・クアリアレッラ(ナポリ)
ジュゼッペ・ロッシ(ビジャレアル)