オーサーコーチ「キム・ヨナを金メダルに導いた」功績が認められソウル市民に

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バンクーバー冬季五輪の金メダリスト、キム・ヨナを指導したブライアン・オーサーコーチ(Brian Ernest Orser,48)が、このほどソウル市民になった。

オーサーコーチはカナダ人だが、キム・ヨナをバンクーバー五輪で金メダリストに導き、国民的英雄に輝かせた功績が認められて、今回特別に名誉市民に決まったという。14日にソウル市庁13階で開かれた授与式にはキム・ヨナも同席し、オーサーコーチに市民証が送られた。

オーサーコーチはフィギュア選手時代、1984年のサラエボ冬季五輪と、88年のカルガリー冬季五輪に出場したが、どちらも金メダルには一歩及ばず銀メダルで終わった。この金メダルに対する思いを託したのが韓国人選手のキム・ヨナだった。2006年からキム・ヨナの担当コーチとして指導にあたっている。

ソウル市によると、オーサーコーチはバンクーバー冬季五輪でキム・ヨナ選手を頂点に導き、韓国のスポーツ界の発展と、韓国人に喜びと自負心を与えた功績を認めて、今回特別に名誉市民に選定したと説明している。

ちなみに、ソウル市は1958年から現在まで、ソウルの発展と文化交流に寄与した90カ国607人の外国人に、名誉市民を授与しているそうだ。

最近では、2002年W杯で韓国を世界4強にまで導いたサッカーのヒディングコーチ、2005年にはクリストファー・ヒル前駐韓米国大使、米国ホルト児童福祉会のスーザン・コックス副会長、2006年には米国人の父と韓国人の母を持つアメリカンフットボールスターのハインス・ワード選手が選ばれている。

参照:ブライアン・オーサー - Wikipedia
参照:ブライアン・オーサーコーチ、ソウル市名誉市民証をもらう - マネートゥデイ


(文:林由美)

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