3日のバーリ戦で勝利を収めたセリエA2位のローマ。だが、首位インテルもボローニャを下し、勝ち点1差が縮まることはなかった。また、インテルはジョゼ・モウリーニョ監督との確執が騒がれたFWマリオ・バロテッリがメンバーに復帰。バロテッリはボローニャ戦で1ゴールを決めている。

バーリ戦の試合後、ローマのクラウディオ・ラニエリ監督はバロテッリについて、「エゴではあるけど、彼とモウリーニョが仲直りしたのは残念だね。でも、サッカーのためには良かったことだと満足している。バロテッリはリーグ戦とチャンピオンズリーグのラストスパートに参加するにふさわしい選手だからだ」と、冗談を交えながらコメントした。

一方で、ラニエリ監督は「我々の調子は良いし、トライしていくよ。だが、インテルが有利であることに変わりはない。素晴らしい勝負になるだろうね」と、“スーペルマリオ”がいようがいまいが、インテルが優勝候補であることは揺るがないとの見解を示している。

FWフランチェスコ・トッティは今週、スクデットの匂いを感じると話していたが、ラニエリ監督はこのコメントについて触れられると、「彼は(ローマが優勝した)2001年の引き出しをまた開けたいと思っているんだろう」と話している。