コートジボワール代表監督、アフリカチームの問題を語る
ボスニア出身で、2002年にフランスリーグのリールを２部からCL出場まで導き一躍脚光を浴びたハリホジッチ監督は、2008年にエレファンツ（コートジボワール代表の愛称）を率いて以来、公式戦ではここ23試合無敗を続けている。それではもプレッシャーは常に感じているという。
Ｗ杯に出場するコートジボワールとの契約はいつまでかと聞かれると、「アフリカでは、契約なんてものはないんだ。１試合負ければクビにされる」と答えた。
「アフリカのチームが抱える問題は、監督を信頼していないこと。だから、長期間で何かを成し遂げるということはとても難しい。勝てば、監督なんか存在しない。賞賛されるのは選手や協会の人間なんだ」
ハリホジッチ監督はモロッコのラジャ・カサブランカを率いてアフリカ・チャンピオンズリーグに優勝したこともあるが、コートジボワールの選手については満足しているという。
「普通、チーム作りをはじめるときは、選手を集めて、ルールはどういうものか伝える。すると、彼らは『イエス、イエス、イエス』と答えるが、実際は『ノー、ノー、ノー』ということなんだ。ところが、コートジボワールの選手たちは自分たちからルールについて聞いてきて、今はチーム内の決まりがある。誰もがそれに従っているんだ。だが、もちろんいつも楽にいくとは限らないけれどね」
アフリカネーションズカップで決勝トーナメントに進出したコートジボワールは日曜日にアルジェリアと準々決勝を戦う。
