ASAYAN出身、あの小室哲哉オーディショングランプリの歌姫・小林幸恵は今

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1990年代後半のテレビは、ドキュメントとバラエティが合わさった番組が次々とヒットした。

アポなしやヒッチハイクの「電波少年」、社交ダンスやドーバー海峡横断の「ウリナリ」など……。番組内で続々と展開を進行し、視聴者を惹きつける番組が当たりに当たり、その中から多くのスター(一発屋も???)が誕生した。

テレビ東京で1995年から7年間放送された「ASAYAN」も、そんなドキュメントバラエティ番組のひとつと言えるだろう。
つんくプロデュースのオーディションが行われ、落選した5名が手売りでCDを販売しモーニング娘。としてデビューしたり、男子ヴォーカリストオーディションでは3名のうち2人をデュオでデビューさせるという意外性の演出の中からケミストリーが生まれたり。

番組のテーマは「夢のオーディションバラエティ」だったが、オーディションやバラエティといった括りでおさまらない2世紀をまたにかけたテレビ番組だった。

さまざまなオーディションが番組内で行われたが、その中で「小室哲哉オーディション1999」というのがあったのを覚えているだろうか?

当時日本のポップス界を支配していたTKが鈴木あみを見出したオーディションの20世紀ラストバージョン。
約24,000人の応募の中から見事グランプリに選ばれたのが小林幸恵さんだった。
グランプリ=歌手デビューとなるのかと思いきや「ドキュメントバラエティ」らしく即デビューとはいかず、イギリスやフランス、アイルランドなどで音楽修行。
そして2000年アメリカのインディーズレーベルよりニッキー・モンロー名義で歌手デビュー。同年日本でも「Who Do You Love?」でメジャーデビューを果たした。しばらく歌手活動をした後、結婚・出産と続き音楽活動を休業した時期もあったが、実は彼女、いま北海道を拠点に音楽活動をしている。

—なぜ北海道に来ることになったのですか?

主人が小樽出身でして、仕事の関係もあり来ることになりました。

—東京と北海道での活動の違いは?

東京ではテレビ、ラジオ、雑誌など主にメデイア中心の活動で、あまり生のライブができませんでした。その反面北海道ではライブ中心の活動で、逆にメデイアとはかけ離れた活動をしています。

現在はソロ活動や札幌のミュージシャンたちによるユニット・OZ Bandのヴォーカリストとしても活躍。今年9月には大阪ビルボードでライブも行った。

—今後の音楽活動について

ライブ中心の活動になってきて、今が一番自分のやりたい音楽をできているなって思っています。ですからこれからも無理のないペースで歌が歌える間はずっと歌い続けたいし、ライブを大切にしたいと思っています。

—将来の目標や夢を教えてください

私らしさをアピールできるオリジナルをどんどん作っていきたい。そして出来れば応援してくれているファンのみんなの為に、今のこのままの音楽で全国放送のテレビに出たいです

(written by みぞてたかし)

小林幸恵公式サイト
http://www.kobayashiyukie.net/

11月に大阪ビルボードで行われたライブのDVDが発売されています。
ネットで購入可能
http://delasoul.shop-pro.jp/

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