インテルのジョゼ・モウリーニョ監督がラツィオ戦に向けた記者会見を行ない、「最後に勝つのは、いつも最高のチームだ」と語った。また、ミランのＭＦマッシモ・アンブロジーニが『ミランはタイトルを取れないと言っていたが、その言葉をモウリーニョは後悔するかもしれない』と話した件について、「彼は２年前の出来事を謝罪していない」とやりかえした。

インテルのジョゼ・モウリーニョ監督は、ミランのＭＦマッシモ・アンブロジーニに反論した。このふたりの論争は、先日『ミランにはＰＫが多い』と話したインテルのマッシモ・モラッティ会長と、それに応戦したミランのオーナー、シルビオ・ベルルスコーニのやりとりを凌ぐものになるかもしれない。ふたたびインテルとミランの舌戦に火がついた。

「ミランに疑惑のゴールが多いという意見は、間違ってはいないだろう。この話をする場合には、彼らが正当ではないＰＫを得ていることにも触れないといけない」

モウリーニョは話を続けた。

「ミランが３−０や４−０などの大差で勝っている試合では、対戦相手の選手が少なくともひとりは退場している。またミランとの最初のダービーでは、われわれはオフサイドを取ってもらえず失点した（結果は１−０でミランの勝利）。しかしわたしはこの手の論争を続けたくない。なぜなら、このような出来事が多すぎるからだ。カンピオナートはこのようなものだし、最後に勝つのは、いつも最高のチームだ」

ポルトガル人監督は、自身のチームについても話している。

「われわれには何も問題はない。ここ数か月は２位と７ポイント差をキープしているし、数週間前には、10ポイント差まで広げた」

モウリーニョはアンブロジーニへの反論も忘れなかった。

「いまだアンブロジーニは1000万人のインテル・サポーターに謝罪をしていない（２年前、アンブロジーニはチャンピオンズ・リーグの優勝パレードの最中にインテル・サポーターを侮辱する横断幕を掲げた。本人は内容を分からずに掲げてしまったと話すにとどまっていた）。ミランのカリスマ的な選手にもかかわらずだ」

続けて、５月５日についての質問が飛んだ（2002年５月５日、インテルは勝利すれば優勝が決まったが、ラツィオに敗れてスクデットを逃した）。

「５月５日？　それは何の日だ？　わたしが記憶するのは、スクデットを獲得した日付になるだろう」

次のコメントでモウリーニョは会見を締めくくった。

「もしミランが優勝したら、わたしは謝るよ」