10日のイタリア代表との親善試合のために9日、ロンドン入りしたブラジル代表のカルロス･ドゥンガ監督が、記者会見に臨んだ。

現役時代にはフィオレンティーナなどセリエA経験のあるドゥンガ監督は「多くの選手が、日曜日に試合出場したばかりであり、長旅の疲れが出ている選手も多い。十分な準備ができたとは言えない。しかし、イタリアとの試合は特別な刺激を感じずにはいられない。舞台はW杯ではなく、親善試合ではあるが、内容の濃い試合が予想される。公式戦ではないため、プレッシャーも異なるが、公式戦同様の意気込みがある。選手もこのようなハイレベルの戦いを夢見ていたはずだ」とコメント。

一方、所属クラブであるユベントスからの合意が得られず、追加招集を断念したFWアマウリについては「ブラジル代表かイタリア代表のどちらでプレーしたいのかは、彼に直接聞いてほしい。ユベントスがアマウリの招集に難色を示したことへの不満はない。招集にはルールがあり、我々はそのルールを尊重しなければならない。しかし、私が現役だったころは、代表でプレーすることを邪魔する者はいなかったが…。私もまた、誰にも決意を邪魔させることはなかった」と話している。