Do As Infinity
 今年8月に東京味の素スタジアムで行なわれたa-nationにシークレットで登場し、1999年のデビューアルバム「Tangerine Dream」発売から9年後の9月30日、雨の代々木公園屋外ステージに1万人を集めて行われたフリーライブで復活を遂げたDo As Infinity。11月1日の名古屋ダイアモンドホールを皮切りに東名阪ツアーをスタートした彼らが11月16日、東京・渋谷C.C.Lemonホールでファイナルを飾った。

 会場となった渋谷C.C.Lemonホールは、彼らにとって非常に縁の深い会場。デビュー前の1999年、渋谷ハチ公前を中心に路上ライブを毎夜行ない、デビューを果たした9月以降も路上ライブは続いた。彼らの音楽は渋谷を中心に広がっていき、同年11月に100回目の記念すべきフリーライブをかつての渋谷公会堂にて行った。

 外はあいにくの空模様だったが、場内は超満員。開演前からファンのボルテージはあがりっぱなしで、オープニングアクトとして登場したmoumoonもすでにDo Asファンの心をつかんでいるように感じられた。

 そして、遂にDo Asのステージがスタート。彼らが「再結成」という決意をして、今後進む道を示しているかのような壮大な楽曲「空想旅団」から幕をあけ、まさしくメンバーとファンが一体の「旅団」となって旅に向かっていくようだった。「遠くまで」「陽のあたる坂道」「Week!」とヒットナンバーが続き、「深い森」「柊」「遠雷」ではしっとり聴かせ、本編最後はアッパーチューンが続く。ステージ全体を横断する大型ビジョンの視覚的な演出もシンクロし、会場の熱気は上昇した。

 アンコールでは、メンバーへのサプライズとして、初期の頃から彼らの音楽制作を支えてきたサウンドプロデューサー・亀田誠治氏が花束を持って登場。伴 都美子と大渡 亮は「Do Asサウンドはまさにこの人あってこそ!」と、うれしいゲストに感動の様子を見せていた。そして、アンコール3曲を終えた会場は、鳴り止まない拍手と歓声に包まれた。

 今後も年内はクリスマス・イヴに行われるワンマンライブ他、多数のイベントにも出演予定。また12月10日には、ヴォーカリスト伴都美子のソロワークとしての集大成アルバム「Van.」も発売される。そして、来年春には待望の新作発売が予定されている。

セットリスト
01 空想旅団
02 遠くまで
03 under the sun
04 nice & easy
05 Oasis
06 陽のあたる坂道
07 Week!
08 深い森
09 柊
10 遠雷
11 Tangerine Dream
12 Field of dreams
13 構造改革
14 シグナル
15 冒険者たち
16 Grateful Journey
17 本日ハ晴天ナリ
18 We are.
- アンコール -
19 タダイマ
20 SUMMER DAYS
21 あいのうた

Do As Infinity伴都美子 - アーティスト情報

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