前チェルシー監督のジョセ・モウリーニョ氏がロシア紙のインタビューに応じ、昨季終了後にビッグクラブからのオファーを断っていたことを明かした。来季からの監督復帰を目指すモウリーニョ氏は「昨季終了後にチェルシー監督を辞任しなかったことは私のミスだった。ヨーロッパで最も有名なクラブの1つからのオファーがあったにも関わらず、それを断ってしまったんだ。なぜならば、辞任は決してしないとチェルシー・サポーターに誓っていたからだ。結局4か月後には解任されてしまったが…。今となっては絶好のチャンスを逃したと悔しく思っている」と語った。

 一方、イングランド代表監督を辞退したことについてモウリーニョ氏は「非常に魅力的なオファーだったが、辞退した。イングランド代表であっても、代表監督には興味を感じない。私は日々の練習と毎週末に開催される試合が好きなんだ。なぜならば、私はまだ60歳ではなく、45歳と若いからだ」と説明した。

 最後に21日にモスクワで行われる欧州CLファイナルを戦う古巣チェルシーに対してモウリーニョ氏は「私が指揮していた頃に達成できなかった欧州CLファイナル進出を果たしたからといって、現在のチェルシーを羨ましいとは思っていない。チェルシーのCL制覇?私もCL優勝経験はある。リーグ優勝?それも私は経験した。チェルシー解任の理由を明かしたことはこれまで1度もないが、私とローマン・アブラモビッチ(チェルシー会長)の間に問題はなかった。今も連絡を取り合っているし、チェルシー時代を忘れることはない」と締めくくった。