違反じゃないけど周囲はイラッ! 教習所では教えてくれない駐車場で守るべきクルマのマナー4選
周囲への意思表示が重要となる
ショッピングモールの駐車場やコインパーキングなど、不特定多数のユーザーが使用する駐車場では、スムースな利用を行うために守っておきたいマナーが存在する。明確なルールとして決まっているわけではないものもあるが、無用なトラブルを避けるためにも心掛けておきたいポイントをご紹介しよう。
1)駐車時にはハザードを点灯する
空いている駐車枠を見つけたときは当然ながら減速する。しかし、後続車にはその減速が駐車をするための減速なのか、歩行者がいたため減速したのか、カーブを曲がるために減速したのか判断が付かないことも少なくない。そのため、バックしようとしたら後続車が後ろにぴったりついていた……なんてことも。
そうならないためにも、駐車枠を発見したら「ここに停めたいです!」という意思をアピールするためにハザードランプを点灯すると大概の人は「ああ、駐車するんだな」と判断し、車間を詰めることを止めてくれるはずだ。
2)(私有地でも)一方通行は守る
それほど広くない駐車場や高速道路のPA、SAなどは通路が一方通行となっている場所も少なくない。ちょっと行き過ぎてしまった、とか出口に近いから、という理由で一方通行を逆走する車両を時たまみかけることがあるが、言うまでもなくこれは非常に危険な行為となる。
駐車場は基本的に私有地となるため、取り締まりの対象にはならないが、万が一事故が発生した際の責任が重くなることは想像できるだろう。
荷室を開けやすいように後ろまで下がらないのはNG
3)駐車枠からはみ出さない
最近はクルマの大型化が顕著であり、昔ながらの駐車枠だとピッタリ収まったはいいもののドアが開かない……ということになることも無きにしもあらずだが、戻ったときにリヤゲートを開けやすいようにとキッチリ後ろまで下がらないとか、明らかに2車種分の駐車枠を占有するように停めるのは論外だ。
リヤゲートを開閉するためにスペースを作りたいという気持ちはわかるが、それなら戻ったら少し前に出せばいいだけのこと。ずっとはみ出したままにしておくのは感心できない。
4)歩行者として決められた場所を歩く
これは駐車場にクルマを停めたあとの話だが、いくら歩行者優先という大前提があるにせよ、車道をフラフラと歩くのはオススメできない。法的には歩行者が優先かもしれないが、ひかれて痛いのは間違いなく歩行者の方。
駐車場にはだいたい歩行者が通るルートが確保されているから、少々遠回りになるとしても決められたルートを歩くようにしたいところだ。