7月26〜29日、ポケモンGOのスペシャル・ウィークエンドが開催される(写真:ポケモンGO公式サイトより)

今年5月のポケモンGOの売り上げは、約114億円と前年度比174%アップしました(SuperData Researchの調査結果より)。プレーヤーベース(プレーヤー数)も2016年のピーク以来最高レベルに達しているそうです。


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そんな好調な「ポケモンGO」がポケモンGO公式パートナーと共に7月26〜29日、リアルイベント「スペシャル・ウィークエンド」の開催を予定しています。

このイベントは、期間内に公式パートナーのポケストップにチェックインすることにより、もらえるXP(実質経験値)が2倍になり、特別なポケモンに出会えるチャンスがアップするという内容です。

特別なポケモンは全国に出現

「特別なポケモン」は参加する日によって出現が異なりますが、キャンペーン地域は日本全国が対象となっています。

出現率がアップする「特別なポケモン」は「アンノーン(A・B・D・E・J・M・S・T)」「ヒトカゲ」「ゼニガメ」「フシギダネ」「ピカチュウ」といった内容なのですが、参加するには“参加券”が必要になります。


マクドナルドではこのクーポンを使ってセットを購入すると参加券がもらえる(写真:マクドナルドの公式アプリより)

この参加券は、正式には「『Pokémon GO』 スペシャル・ウィークエンド参加券」と呼ばれるもので、ソフトバンク/ワイモバイル、マクドナルド、 イオン、 TOHOシネマズ、 ジョイフル、タリーズコーヒーで段階的に配布されます。

配られる参加券ごとに参加できるイベント日や、出やすくなるポケモンも異なり、7月26〜29日の4日間をすべて楽しもうと思うと、4種類の参加券が必要となります。

なお、TOHOシネマズ、タリーズコーヒー、ジョイフルで入手できる「参加券」は共通で、入手先によって「特別なポケモン」も違いはありません。

各公式パートーナーの配布予定日は以下のとおりになりますが、アンケートだけで入手可能だった、ソフトバンク/ワイモバイルに関しては、応募が殺到したため、7月26日に予定していた開催を延期することを発表してます。

マクドナルド 7月11日
イオン 7月13日
TOHOシネマズ 7月13日
ジョイフル 7月17日
タリーズコーヒー 7月24日
ソフトバンク/ワイモバイル 延期

メルカリやヤフオクで大量出品中

さて、その中でも復数入手するのが比較的容易なマクドナルドの“参加券”がさっそくメルカリやヤフオクで大量出品されています。


メルカリで参加券が大量に出品されている(筆者撮影)

マクドナルドの参加券は、「ロコモコ夏セット」をマクドナルド公式アプリから、専用クーポンを使って購入することで入手できます。

今回の“参加券”は印刷されたユニークなQRコードを読み込むことで参加できるタイプで、郵送での発送のほか、撮影データを送る方法が考えられますが、メルカリでは1枚800円前後、ヤフオクではそれ以上の価格になっているのが見受けれます。

「ロコモコ夏セット」は700円ですから、“参加券”が不要な人はこれらをメルカリやネットオークションで販売することで、夏限定のバーガー「ロコモコ」とマックフライポテトと、マックフィズブルーハワイを実質無料で飲食することが可能になるわけです。

ハッピーセットでトミカなどの人気の商品が販売されると、ものすごい行列ができるのは有名ですが、今回もツイッターなどでは各店舗の行列が報告されています。

これらは、クーポンを利用して購入し、メルカリなどで販売すると実質無料で飲食できることと無関係ではないでしょう。

今回のマクドナルドの“参加券”も本記事を執筆している7月11日の配布開始からほんの5時間ほどで、メルカリでは250件以上、ヤフオクでも80件以上出品されています。

復数枚セットの販売もありますので、実際にはこの出品数以上の「ロコモコ夏セット」が参加券出品者によって、注文された計算になります。

調査会社のヴァリューズによると、ポケモンGOのピーク時のアクティブユーザー数は国内で1000万人以上、その後、2017年も400万人台をキープしています。

また、先述したとおり、直近のアップデートによって、5月の売り上げは過去最高。ユーザーベースもピーク時に迫る勢いと報じられています。

そして、2017年8月に横浜みなとみらい地区で開催された「ピカチュウだけじゃない ピカチュウ大量発生チュウ!」では、合計7日間で延べ200万人が集結したいう実績があります。

欲しい人は早めの入手を


マクドナルドでロコモコ夏セットをクーポンを利用して買うと、参加券が付いてくる(編集部撮影)

すでにソフトバンク/ワイモバイルの参加券は応募者が殺到し延期が確定しています。

そして、今回のマクドナルドの“参加券”は限定であることが告知されており、インターネットでは合計120万枚とうわさされています。

なお、都心部のマクドナルドを中心にすでに配布終了の報告もちらほらあるようです。マクドナルドの全店舗は、全国で約2900軒ですので120万枚といううわさが仮に本当で、全店舗平等に行き渡ったとしても、1店舗当たり400枚ほどの割当という計算になります。

7月13日にはイオン、TOHOシネマズでの配布もスタートしました。いずれも、興味のある方は早めのゲットをおすすめします。