妊娠中の教師からバッグと車を奪った少女(画像は『WBAL-TV 2018年4月24日付「2 more juveniles arrested in pregnant teacher carjacking」』のスクリーンショット)

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日常的に非行を繰り返し、どうにも手が付けられなくなった少年少女が一般市民の生活をも危険にさらすことが多いアメリカ。このほどの話題はメリーランド州のボルティモア市から伝えられた。妊娠中の女性教師が集団による強奪の被害にあう事件が起きたが、犯人はいずれもミドルティーンであったという。

事件はボルティモア市の北東部にある「ヴィラ・クレスタ小学校」の駐車場で、20日午後12時22分頃に起きた。警察当局の発表をもとに地元メディアの『WBAL-TV』ほかが伝えたところによれば、同校の女性教師が歩いて自分の車に向かったところ、少女ばかりの4人組に持っていたバッグ、携帯電話、車のキーを乱暴なやり方で奪われ、逃げ出したところで車も盗まれた。

当局によると、21日にティアナ・キーショーン・ホームズ(16)と14歳の少女が車両の窃盗および第二級暴行容疑につき逮捕され、23日に15歳の少女、24日にセランドラ・レース・ラクルーズ(16)の身柄が拘束された。このたびの事件で16歳以上は成人と同じ扱いで裁きを受ける予定で、保釈保証金の設定はなされず身柄はボルティモア郡の拘置所にある。

被害に遭った女性教師は妊娠の初期にあり、転倒や動揺、不安、怒りなどは極力さけなければならないが、その時は恐怖のあまり逃げようとして躓き、転倒すらしていた。後に受けた検査でお腹の異常は認められず、幸いに車両も乗り捨てられているところを発見された。10代半ばで大人顔負けの犯行に身を染める少女たちは今後、どのような人生を歩んでいくのであろうか。警察はこの事件に関し、市民に情報提供の協力を呼び掛けている。

画像は『WBAL-TV 2018年4月24日付「2 more juveniles arrested in pregnant teacher carjacking」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)