二宮和也、最も感動した出会いは「クリント・イーストウッド」
4月22日より放送スタートとなる日曜劇場「ブラックペアン」(TBS系、夜9時〜)の主演を務める嵐・二宮和也が、TBSテレビ入社式にサプライズゲストとして登場。新入社員からの「今までの人生で一番感動した出会いは?」との質問にクリント・イーストウッドを挙げ、「みんなが知っている人だけど、みんなが会えない人ですよね。その方にお会いできるチャンスを僕はいただけて。感動しました」と映画『硫黄島からの手紙』(2006)でタッグを組んだ巨匠との貴重な経験を明かした。
司会からの「新入社員のみなさんのために、駆けつけてくれた方がいます」と紹介を受け、突然現れた二宮に歓声を上げ興奮する38人の新入社員たち。二宮は、1998年放送のTBSスペシャルドラマ「天城越え」でテレビドラマデビュー。二宮は、「さっきここに来て思い出したんですが、この会場の対面にある会議室。僕が14歳の時に『COUNT DOWN TV』のリハーサルだと言われて来たんですけど、会議室に着いたら『二宮和也 断髪式会場』って書いてあって(笑)」と役のために記者陣を前に、丸刈りにされたエピソードを披露。
「入ったら記者さんたちがいて、用意された真ん中の椅子に座ったら坊主にされて(笑)。そこでドラマに出ることを初めて知りました(笑)。皆さんが入社したのはそういう会社なんです(笑)。(今日入社式に参加したことで)自分がドラマに初めてかかわった時のことを思い出すことになって、すごく懐かしいなと思いました」と当時を回想して笑いを誘った。
また新入社員たちとの違いとして、自身は常に嵐のメンバーであり「出世はしない」ことを挙げながら、「皆さんはこの先同期が上にいったりすると悔しいと思うかもしれないけど、それは最初くらいなんじゃないかな。それがうれしさに変わったりする時期がくると思うんです。その時に同期の絆や思いっていうのを忘れないでいられると、いい人間になれるんじゃないかと思います」と新入社員にエール。
新入社員からの「人生で一番感動した出会い」の質問では、クリント・イーストウッドとの思い出話に。「映画に参加させていただいて、演技指導もしていただいて。彼は“僕は毎日現場に宝物を拾いに来ている。その宝物をつなげたら映画になったんだ”って言っていて。僕も映画監督になったらこれを言おうと思っています(笑)。それくらい概念の違う人。皆さんも そういう上司に出会えると仕事の考え方も変わってくるだろうし、想像以上の仕事ができるんじゃないかなと思います。働くのは自分ひとりでするわけじゃないですからね」と奥深い言葉を送った。
二宮は新入社員の質問に丁寧に答え、「二宮さんが社会に出て初めてした親孝行は?」との質問には「親って、一番分かってくれる人だと思うんですよね。一緒にご飯食べに行ったり旅行に行ったり、それは自分のお金ではなくて、お父さんお母さんのお金で行った方がいいと僕は思いますよ」と意外な回答。「(社会に出たという)すごいことはもうしているし、自分が子どもでいられるのはお父さんとお母さんの前だけだから。そこはちゃんと子どもとしていた方がいいんじゃないかな」と独特な持論を展開した。(編集部・石井百合子)
日曜劇場「ブラックペアン」は4月22日より毎週日曜よる9:00〜9:54、TBS系にて放送(初回は25分拡大)