先週木曜に行われたELザルツブルク戦でみせた、不甲斐ない敗戦から3日。ペーター・シュテーガー監督は、特にマリオ・ゲッツェに対して、メディアに対して批判するなど、チーム内には重苦しい空気がただよっていた。ただシュテーガー監督はチーム全体のパフォーマンスについても批判を口にしており、実際に今年に入ってからのドルトムントは、パフォーマンス自体のアップダウンは非常に激しいものをみせてしまっている。

そしてその流れは、今回のハノーファー戦では”アップ”という結果として出た。リーグ戦13位に位置する昇格組から1-0で勝利。しかしながら特に素晴らしいサッカーをみせていたということではない。「我々にとっては、非常にむずかしい状況だよ。」と、試合後にシュテーガー監督はEuroSportとのインタビューのなかでコメント。「たくさんの批判の声があったからね。」

だからこそ、今回みせた選手たちの戦いについては、「本当にいいサッカーをしていたと思う。とても納得はできているよ。」と、批判の声のなかでみせたリアクションについて評価しており、「特に試合開始に、この試合でどういう戦いをみせていくか。それをプレーとして見せていこうとしていいた」と言葉を続けた。

確かにプレーの内容自体については、ここのところはそこまで素晴らしいとよべるものではないとはいえ、監督に就任して以来、結果としては残してきていると、シュテーガー監督は自信をみせている。「リーグ戦12試合で、まだ1度も敗戦していないのだ。」そして今回の代表戦期間を利用して、ドルトムントはチームに残った選手たちと共に、戦術面での確認や、リカバリーなどにつとめていく。

そしてその後に行われる王者バイエルン・ミュンヘン戦では、もしも敗戦を喫すると、リーグ優勝を目の前でみせつけられることになるが、シュテーガー監督は「バイエルンがリーグ優勝を祝っているところには、どうしてもいたくはないね。」と意気込みをみせた。