冷蔵庫に“入れてはいけないもの”ってなに?

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「スーパーから帰ってきたらとりあえず食べ物を冷蔵庫へ!」という人もいるかもしれませんが、食材に適した保存方法はものによってそれぞれ。今回は意外と忘れがちな、冷蔵庫に“入れてはいけないもの”と“入れるべきもの”を紹介していきましょう。

【写真を見る】お米は冷蔵保存すると長持ちします

 

■ 冷蔵庫に入れてはいけない食材

まずは冷蔵庫に入れてはいけない食材から。代表的なのは“イモ類”で、サツマイモや里芋などの基本的に“低温”と“乾燥”が苦手なものばかりです。中でも“ジャガイモ”には要注意。

農林水産省の公式サイトには、ジャガイモを冷蔵保存するとでんぷんの一部が糖に変わり、その状態のイモを高温で過熱すると焦げやすくなってしまうと掲載されていました。またそれだけではなく、糖とアミノ酸が反応して“アクリルアミド”という発がん性を持つ化学物質が発生する恐れも。イモ類は基本的に風通しがよく涼しい場所で保存するようにしましょう。

その他は、たまねぎやしょうが、にんにくなどが冷蔵保存に向かない食材。またキューピーの野菜サイト「もっと野菜を。もっと食卓に。」によると、一般的に暖かい地域で育った野菜は低温の環境に弱いそうです。バナナやマンゴーなどのトロピカルフルーツも、冷蔵すると傷みやすくなってしまうので常温で。

またネット上の主婦たちからは「土の中で育つ系の野菜は大体冷蔵庫に入れなくても大丈夫じゃない?」「常温保存する食材でも環境が整ってないと結局腐っちゃったりするから要注意!」「冷蔵ダメってわかっていても、外に出してると虫がよってくるから結局冷蔵庫に入れちゃう」といった声が寄せられていました。

 

■ 冷蔵庫に入れるべき食材

お次は冷蔵庫に入れるべき食材。意外なところを挙げると、“お米”が該当します。お米の専門店「ライスピア米蔵」の公式サイトによると、お米は冷蔵庫の“野菜室”での保存が適しており、酸化する速度を遅らせることが出来るのだとか。ちなみにお米は空気に触れることでも酸化が進んでしまうので、密閉した容器に入れることも忘れないようにしましょう。

また2017年の8月に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)では、“常温保存の落とし穴”を特集。“醤油”や“七味唐辛子”も、実は冷蔵保存した方が良いと紹介されました。その他常温で保存しがちなアルコール類の中にも実は冷蔵保存がおススメなものがあり、白ワインや“開封後”の日本酒は冷蔵庫に入れたほうが良いのだとか。

気温が高い“夏”に比べて、外気が冷たい冬は保存についつい手を抜きがちですが、冷蔵庫の使い方を間違えるとそのうち大変なことになるかも?(レタスクラブニュース)