シリーズで初めてスタイラスペンが付属したハイエンドタブレット「arrows Tab F-02K」を紹介!

既報通り、NTTドコモは18日、都内にて「NTTドコモ 2017-2018冬春 新サービス・新商品発表会」を開催し、約10.1インチWQXGA(2560×1600ドット)IPS液晶や64bit対応オクタコアCPU、4GB内蔵メモリー(RAM)などを搭載したハイスペックなAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)採用タブレット「arrows Tab F-02K」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)を発表しました。

本機は「arrows」の名前を冠したNTTドコモ向けのタブレットシリーズとしては6代目、製造メーカーが富士通から富士通コネクテッドテクノロジーズへと移ってからは2代目となる製品です。今回の最大の特長はワコムの技術を利用した「スタイラスペン」が付属し、メモやイラストなどを快適に描けるようになった点です。

発表会に併設されたタッチ&トライコーナーでは試作機に触れることができたほか、プロの似顔絵師による即興での似顔絵体験なども行われましたので、その模様を写真や動画とともにご紹介します。なお、本機の詳細な性能などはこちらの記事を御覧ください。


本体カラーはオフホワイトとブラックの2色


■ワコム製スタイラスペンが付属。快適なペン入力がすぐに楽しめる
arrows Tabシリーズにスタイラスペンが付属するのは本機が初。スタイラスペンの仕様はアクティブ静電結合方式(AES)で4096段階の筆圧検知に対応しています。開発はワコムが担当しており、付属のペン以外にもワコムなどから発売されている汎用のスタイラスペンも一部は利用可能とのことです(対応状況についてはワコムより後日公開予定)。

10.1インチディスプレイを搭載した本体は画面周囲に十分な余白があるため片手でもホールドしやすく、約441gという重量も片手で支える許容範囲内だと感じました。またペンを利用している際は画面に手のひらなどが触れても検知しないパームリジェクション機能を搭載し快適なペン入力を可能としています。


正面。大きすぎず小さすぎない10.1インチというサイズ感もいい



背面。カメラは正面と背面の両方にある


本体カラーはオフホワイトとブラックの2色展開で、どちらも背面は指紋が目立たず滑りにくいマットな質感に。またオフホワイトについては細かな幾何学パターンが施されており、単なる白一色ではないおしゃれな雰囲気に。この点について説明員は「女性からの反応が非常に良く採用した」と語っています。


下側面。サイドは凹面の湾曲が付けられており、指がうまく引っかかるためテーブルなどでも持ち上げやすい



上側面。各種カードスロットやイヤホンジャック、フルセグ用アンテナなどが並ぶ



フルセグ用アンテナはホイップ式


ペン入力用アプリにはメモ帳やイラストアプリなど複数が用意され、購入してすぐに使えます。また画面がロック状態であってもペン入力アプリへすぐにアクセスできる機能もあり、とっさのメモやすぐに使いたい状況でも便利に利用できます。

■3つのマイクで確実な音声認識。声だけで検索などもOK
音声操作のしやすさも本機の特徴の1つ。本体側面と背面に3つのアレイマイクを搭載しており、ユーザーの声を複数のマイクで集音・処理することで確実な音声認識を実現。多少の環境音や音楽聴取中などでも音声による検索や各種操作などを可能としました。


左側面。電源ボタンの左側にある穴がマイク



右側面。こちらにもUSB Type-C端子の隣にマイクがある


スタイラスペンでの入力の快適さやマイク性能については以下の動画からもご覧いただけます。


S-MAX:「arrows Tab F-02K」タッチ&トライ

動画リンク:https://youtu.be/0vBakO9z9YQ

■仕事でも家庭でも便利に使えるハイエンドタブレット
本体は米国国防総省の調達基準であるMIL規格14項目に準拠する高耐久設計となっており、台所などの水回りでの利用などでも安心な作りに。確実な音声入力によってレシピ検索なども可能で、生活圏内での利用を想定した機能の拡充が読み取れる一方、ペン入力によるクリエイティブな利用用途にも対応させてきたことで、より幅の広い利用シーンが考えられるようになりました。

スマートフォン(スマホ)の大型化と多機能化によって存在意義と活用性の差別化が曖昧になりつつあったタブレット端末ですが、ビジネスにも利用できる性能のペン入力に対応することで、大画面であるメリットを強くアピールすることが出来るようになったのは大きな進歩です。

受信最大450Mbps、送信最大50MbpsのLTE通信にも対応し、単体でどこにでも持ち歩ける便利さも本機の強みです。イラスト制作や写真のレタッチなど、場所を選ばずノマド的に使いたい人にオススメの機種ではないでしょうか。



記事執筆:あるかでぃあ


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