2017年3月25日より運行を開始した『S-TRAIN』。平日は所沢〜豊洲間、土休日は西武秩父〜元町・中華街間を運行。全席指定で停車駅の券売機のほか、インターネットで予約して購入したり、西武鉄道のチケットレスサービス『Smooz』による購入・乗車もできます。

『S-TRAIN』に使われている西武40000系。とりわけネットユーザーにとって嬉しいのは、全席に電源が完備され、車内に「SEIBU FREE Wi-Fi」が飛んでいること。これならPCやスマホの電源の残りを心配することなく、ネットや仕事を通勤時間中に済ますことができます。
また、客室内の中づり広告がなく、17インチディスプレイを2面横のデジタルサイネージ「Smileビジョン」になっているのも特徴的。さらに、車いすやベビーカー、大きな荷物のある乗客向けの「パートナーゾーン」を設け、新世代のバリアフリーを実現。特に車いすの乗客には専用のスマホアプリを用意しており、この点が評価されて2017年度のグッドデザイン賞を受賞しています。

このほか、通勤用車両には珍しいトイレを4号車に設置、各車両にシャープ製プラズマクラスターを完備して空気を清浄に保つなど、これまでにない設備が整っていることも特筆すべきでしょう。

平日の『S-TRAIN 102号』は、所沢発が6時24分、途中停車駅は保谷・石神井公園・飯田橋・有楽町、終点の豊洲には7時24分の到着となっています。少し早めに起きてゆったりと通勤するのに良いのではないでしょうか。

また、この40000系に乗る裏ワザとして、この『102号』の折り返しの各停に乗るという手があります。豊洲発7時52分の所沢行きがそれで、この時には車内のクロスシートがロングシートに転換されて運用されます。この場合、クロスシート用の電源は使えなくなってしまいますが、車両両端のロングシートの電源口は使えるので、覚えておくと良いかもしれません。

40000系(西武鉄道Webサイト)
https://www.seiburailway.jp/fan/zukan/40000/index.html [リンク]

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